１５日は朝から天気が良く、沖縄防衛局・大米建設からすれば、絶好の工事日和であり、先週末の風雨の影響も確かめたかったはずだ。しかし、今日１日、オスプレイパッド建設現場に作業員は姿を見せず、工事はまったく行われていない。Ｎ４では重機の音が鳴り響くこともなく、静かな時が流れた。早朝から監視・阻止行動に参加した皆さんの努力の成果である。
尖閣諸島の国有化によって「領土問題」を演出し、中国に対する排外的ナショナリズムを煽り立てる。それによって辺野古への新基地建設や嘉手納基地へのＣＶ２２オスプレイ配備、先島への自衛隊配備など、日米両政府は沖縄を対中国の最前線基地として一挙に強化しようとしている。高江のオスプレイパッド建設もその一環としてある。
高江のオスプレイパッド建設阻止行動の成否は、辺野古新基地建設をはじめとした沖縄の米軍・自衛隊基地強化の動き全体にも影響を与えるだろう。高江の反対運動を押し潰し、政府・防衛省は嵩にかかって沖縄を攻め立てたいはずだ。辺野古や普天間、嘉手納、宮古、八重山、与那国など各地でとりくまれている反戦・反基地運動と連帯しながら、高江から沖縄の基地強化に歯止めをかけていきましょう。