12日は土曜日だったが、オスプレイパッド建設を止めさせるために、いつもと同じように早朝から監視行動が取り組まれた。作業員たちは、当初は山の方から入ろうとしたようだが、無理だと判断して高江に移動したらしく、午前11時20分頃に北部訓練場メインゲート北側の森に入り、N4の現場に向かっていった。
午後からN4のゲート付近で見ていると、工事現場では白と青の2台のトラックで砂利を運び込み、黄と青の2台のバックホーで均し、小型のローラー車で転圧する作業が行われていた。また、午後3時頃からは南側の方に作業員が集まり、ブルーシートを使って作業を行っているようだった。メインゲートでは作業強行に対する抗議行動が行われた。作業音が止んだあと、北側の森から出てくる作業員を待ったが姿を見せず、別の場所から出たようだった。
10日、11日ともに、もう少し人手があれば…、という悔いが残る。しかし、限られた人数であれ、やれるだけの努力と工夫をするしかない。半日でも作業を止めて、完成を遅らせれば、厳しい状況にも変化が訪れる。日本政府・防衛省という巨大な相手に勝つことは容易ではない。しかし、決して負けないこと、屈しないことで、政治・社会状況も変わってくる。
北部訓練場に造られるのは、単なる離着陸帯ではない。米軍が世界で行う破壊と殺戮の訓練の場である。沖縄で鍛えられた兵隊が、各地の戦場に向かっていく。そういう施設をこれ以上沖縄に造らせてはならない。ぜひ、オスプレイパッド建設に反対する取り組みにご参加を!
やんばるの森ではいま、サクラツツジの清楚な花が見られます。ドライブの途中にでも高江のテントによって話を聴いてみてください。