14日(火)は午前中、辺野古側埋め立て工区への土砂投入3年に対する海上集会が開かれたので参加した。
今日は抗議船5隻、カヌー31艇で海にくり出した。
カヌーチームは午前9時頃に松田ぬ浜を出発し、K8護岸の前まで漕いでオイルフェンスにバナーを貼り付けた。全国から寄せられたバナーで、その向こうにはK8護岸とN2護岸で土砂の陸揚げが行われていた。
辺野古側の埋め立て工区には、この3年間でおよそ170万立方メートル、東京ドーム1・3個分の土砂が投入されたという。全体からすれば8パーセントということだが、2014年の夏から工事が始まり7年余が経っても、まだこの状況なのだ。
辺野古側の海域は水深4~5メートル程度の浅い海だった。それでもまだ予定の半分程度しか埋め立てが進んでいない。
大浦湾側は水深が20メートルの深い場所があり、さらに軟弱地盤が90メートルの深さまで広がっている。辺野古側よりはるかに難工事であり、これまでの進捗状況を見れば、あと12年どころか、20年経っても完成しないだろう。
辺野古の新基地建設はもはや、軍事的合理性よりも工事がもたらす利権=金が目的と化している。工事が長引き、予算額が膨らめば膨らむほど、ゼネコンや下請け企業、族議員、地域ボスらが儲かる仕組みとなっている。
本当に腐りきっているとしか言いようがない。
集会のあとはカヌーでオイルフェンスを越え、K8護岸に向かって漕ぎ、海保に拘束されたあとはプラカードを掲げて、新基地建設に抗議した。
最近は名護市長選挙に向けてティダの会の活動に時間を割いているのだが、久しぶりに辺野古の海に出て気持ち良かった。
青空にの下に透明な海が広がる。それが目の前で破壊されている。破壊された場所はもう元に戻せないにしても、これ以上の破壊を食い止める努力を止めるわけにはいかない。
後の世代にどのような沖縄を残すのか。今を生きる私たちは問われている。