9日(水)は午後、本部港塩川地区と安和の琉球セメント桟橋で土砂積み込みに抗議した。
塩川に行く途中、午後1時54分頃に安和に寄るとガット船・清明が琉球セメントの桟橋を離れ、沖に向かうところだった。入れ替わりにmarumasa1号が桟橋に向かっていた。
午後2時4分頃、本部港塩川地区に行くと、南側の岸壁にランプウェイ台船が2隻(東栄三号、呉屋7号)接岸し、土砂を積み込んでいた。
この日もベルトコンベヤーは使用されておらず、ダンプカーがランプウェイ台船に乗り込んで土砂を下ろしていた。まだ修理が終わっていないのだろうか。
今日も市民有志による抗議行動がとりくまれている。
ベルトコンベヤーを設置しているため場所を取られ、工事車両の駐車空間が狭まっている。市民の抗議で進めなくなったダンプカーが、長い車列を作っていた。
この日、北側の岸壁は別の工事で使用するスパッド付きのランプウェイ台船が停泊していた。辺野古埋め立て用土砂の積み込みは南側の岸壁しか使えず、午後4時15分頃、雨の中を4隻目のランプウェイ台船が離岸して作業を終えた。
ベルトコンベヤーが使用できたかどうかより、北側岸壁を使用できたかどうかの方が、1日に積み込める土砂の量に差が出る。本部港塩川地区を利用するほかの工事を差し置いて、辺野古新基地建設が優先されることは許されない。南側の岸壁にしても、辺野古新基地建設専用ではないはずだ。
本部港塩川地区は沖縄の産業振興のためにあるのだ。新基地建設のために南側岸壁を専用化するのは、沖縄県民の利益に反する。海兵隊基地をヤンバルに集中させる工事のために本部や名護の港、桟橋を使うのは、ヤンバルの住民を愚弄するものだ。
本部港塩川地区の作業が終了したので、名護市安和の方に移動した。
午後4時33分頃、琉球セメント桟橋ではmarumasa1号が土砂を積み終えて離岸し、入れ替わりに鶴美丸が接岸した。同船は午後6時38分頃まで土砂を積み込み、そのあと離岸していった。
安和でも市民有志による土砂の搬入に対する抗議行動が続けられている。
皆ボランティアであり、時間をやりくりしながら、疲れた体に鞭打って抗議を続けている。
誰しもやりたいこと、やらねばならないことがある。人生の貴重な時間を費やして、抗議の場に足を運んでいる。
午後7時38分頃、最後の工事車両が出て、作業員が出口前を洗いだしたので家路についた。