2日(水)は夕方から安和の琉球セメント桟橋に行き、出入り口で行われている土砂搬入への抗議行動に参加した。
午後5時20分頃、ガット船・聖嘉が桟橋に着岸した。今週は月・火の2日間、桟橋は石炭の陸揚げに使用されていた。今日の朝、石炭船が出て、この日は聖嘉を含めて3隻のガット船が土砂を積み込んだとのこと。
少ない人数ではあっても、出入り口で抗議する市民がいるのといないのとでは大きく違う。1人と2人でも違いは大きい。
新型コロナウイルスの緊急事態宣言で、美ら海水族館が休館となっている。観光客が減ると本部町に向かうレンタカーが減り、土砂を積んだトラックは右折して入りやすくなる。抗議する市民がいないと、直進車が切れた間に3台、4台と続けて入る。2人がゆっくりと歩くだけで、そういうことができなくなるのだ。
それにしても、以前は美ら海水族館に向かう観光バスが頻繁に通ったのに、今はめったに通らない。カヌーで抗議行動をしていると、外国人観光客が車を止め、海を背に写真を撮っている場面を目にしたが、そういう光景も消えた。
変わらないのは赤土まみれの土砂を積んだ工事車両の列で、今日は安和と塩川を合わせて1500台以上の土砂搬入、積み込みがなされた。
午後7時53分頃、土砂を積んだ聖嘉が桟橋を離岸し、沖に向かっていった。
新型コロナウイルスの影響で市民運動が思うようにできないなか、基地周辺の土地を規制する法案が衆議院を通過している。本来なら、国会前で大規模なデモや集会がくり返し起こらないといけないほどの重要な法案だ。沖縄にとって深刻な悪影響を及ぼす法案であり、強い危機感を抱く。