5日(金)は午後5時44分頃、名護市安和の琉球セメント新桟橋に行き、短い時間ではあるが、土砂搬入に対する抗議行動に参加した。
新桟橋には第百三十六伊勢丸が接岸していて、ベルトコンベアから運ばれてきた土砂が船倉に落ちていた。本部町島ぐるみ会議のAさんによれば、この日4隻目で朝から第八高砂丸、鶴美丸、marumasa1号が新桟橋で土砂を積み込んだとのこと。
入口の方で埋め立て用土砂を運んでくるダンプカーに抗議した。
帰宅時間の間は本部方向に向かう直進車が多いので、右折で新桟橋構内に入るダンプカーは、なかなか入ることができない。しかし、直進車が切れると一気に2台、3台、時には4台と続けて入ろうとする。そういう時に抗議者がいるのといないのとでは大きな違いが出る。無理に突っ込んでくることができないのだ。
もともと、辺野古埋め立て土砂の搬入がなければ、琉球セメント新桟橋にこれほど工事車両が集中することはない。同桟橋はセメントの原材料や燃料として使う石炭の陸揚げ、製造したセメントの積み込みのために造られたのであり、辺野古の埋め立てに使用するのは使用目的に反している。
加えて、辺野古新基地建設を急ぐあまり無理な土砂搬入を行っているから、早朝から夜の8時頃まで長時間にわたり、延べ1000台前後の大型車両が出入りすることになる。日本政府・沖縄防衛局の新基地建設に向けた強硬姿勢が、名護-本部間の道路を危険な状態にしているのだ。
本部の鉱山は昔から粉塵や騒音被害、海洋汚染を地域にもたらし、社会問題となってきた。辺野古新基地建設はそれをさらに悪化させている。沖縄県それを放置していいのか。少なくとも朝夕の通勤時間の土砂搬入は止めるべきだ。キャンプ・シュワブの資材搬入も朝の通勤時間をさけて、午前9時前に開始しているではないか。
この日も午後7時45分頃まで残業をし、ガット船に土砂を積み込んでいる。時間の都合がつく人は、夕方からでも安和の現場に足を運んでほしい。人との距離を取り、安全に注意しながら抗議しましょう。