2日の午後、知人の運転で辺野古ゲート前を車で通ると、いつものテイケイとは違う紺色の制服を着た警備員たちが立っていた。車を止めてヘルメットを見ると、アルソックの警備員だった。どうやらテイケイは去年で契約が終わり、新年からアルソックが再び警備に当たるようだ。昨年末の28日にゲート内から様子を見ていた男たちは、下見に来たアルソックの警備員だったのだろう。
テイケイについては本ブログで、警備員にマウスシールドではなく不織布マスクを着けさせるよう批判してきた。新基地問題を考える辺野古有志の会とティダの会では沖縄防衛局に対し、テイケイのマスク問題で申し入れを2回行っている。ほかの団体、個人からも批判が相次いでいた。
今日のアルソックは全員が不織布マスクを着けていた。新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないなか、これは当たり前の対応である。かたくなにマウスシールドにこだわったテイケイの対応は、労働者や抗議する市民の安全と健康を無視したもので、社会常識を欠いていた。
新年からのゲート前抗議行動にとっては改善されたが、テイケイはすぐに警備員のマスク着用を認めるべきだ。マウスシールドにこだわり続ければ、他の場所でも批判を受けるのは間違いない。
今日は暖かい1日だった。辺野古側埋め立て工区も大浦湾も、工事がないので静かな風景が広がっていた。ただ、かつての風景を知るものには、ここまで破壊が進んだのを見るのがつらい。
大浦湾には8隻のランプウェイ台船が停泊している。汚濁防止膜の内側に停泊している4隻がK8護岸で土砂を陸揚げし、外側の4隻がK9護岸で陸揚げしている。今は空だが、週明けには塩川沖からガット船が入ってくるだろう。
新型コロナウイルスの感染が年末・年始でも拡大し続けている。感染し命を脅かされる患者、疲弊している医療従事者、今日、明日の生活がままならない困窮者が増大するなかで、辺野古新基地建設で浪費される予算を考えると、わたーむげーてぃぷしがらん(はらわたが煮えくり返ってならない)。
この腐りきった工事を1日も早く止めなければならない。