28日は午前9時頃に辺野古のキャンプ・シュワブゲート前に行き、1回目の資材搬入に抗議する座り込みに参加した。今年のゲート前抗議行動の最終日で、新型コロナウイルス感染拡大のもとで困難な行動を強いられたが、感染者を出さずに最後までやり抜いた。
緊急事態宣言下でも、有志が集まってゲート前の抗議行動をつないできた。辺野古新基地建設を必ず止める、簡単には工事を進めさせない!強い思いと意思を持った1人ひとりの行動が、辺野古の運動を支えている。その背後には沖縄だけでなく全世界に広がる支援がある。
辺野古の島袋文子さんは、車いすに乗ってゲート前の抗議行動に参加し続けている。沖縄戦を生き抜いた90歳を超える方が、ゲート前に来なくてもいい日を1日も早く実現しないといけない。
軟弱地盤の問題があるからいずれ行き詰る、と都合よく解釈し、いま進んでいる工事を傍観していてはいけない。難工事となり、工期が長引くことをゼネコンは歓迎している。莫大な予算が浪費されようと、経済界と通じた政治家や官僚は平気だ。誰がこの工事を止めるのか。他人事ではすまされない。
胡散臭い男たちがキャンプ・シュワブの中からゲート前の様子を眺め、説明を受けていた。年末に研修にでも来たのか、全員ヤマトゥンチューだろう。防衛局員であれ工事・警備関係者であれ、沖縄を食い物にしているクズどもだ。
テント前の国道をハンビーが我が物顔で通っていく。屋根から銃ははずされているが、アフガニスタンやイラクでどれだけの人を殺してきたのだろうか。
すでに沖縄には膨大な米軍基地があり、75年も居座っている。1972年の施政権返還後は、自衛隊までやってきた。さらに海兵隊を沖縄島北部に集中するため新基地を造ってやろうとしている。今でもこうやって米軍車両が走り回っているのに、新基地ができればどうなるか。
日本「本土」を守るために沖縄を犠牲にする構造は何も変わっていない。基地を引き取る、というヤマトゥンチューたちは何をしているのだろうか。中国脅威論を口にするヤマトゥンチューたちは、どうして米軍を誘致して守ってもらわないのだろうか。
辺野古ダム周辺のボーリング調査は、道路沿いは終わったが、ダム湖や奥の方ではまだ続けられている。作業員がゴムボートを出していて、掘削する機械音があたりに響いていた。
辺野古に向かう途中、午前8時23分頃に名護岳から安和の琉球セメント新桟橋の様子を見た。ガット船・清明が接岸し、土砂の積み込みを行っていた。
午前8時36分頃と10時22分頃に瀬嵩の海岸や森から大浦湾の様子を見た。K9護岸にはランプウェイ台船が2隻、K8護岸には1隻が接岸して土砂の陸揚げを行っていた。
ガット船はすべて引き揚げていて、デッキバージやランプウェイ台船に土砂を積み替える作業はなかった。
海保がゴムボートを3隻出し、K9護岸近くのフロート付近で動き回っていた。安和の琉球セメント新桟橋の下と同じくカヌーチームが抗議行動を行う場所なので、カヌーに対処するための訓練や現場確認をやっていたのかもしれない。
午前10時52分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K9、k8護岸から陸揚げされた土砂が、2工区の中央部やK2護岸側に投入されていた。
K4護岸付近ではミキサー車が生コンの打設を行っていたが、嵩上げとは別の工事もやっているようだった。年末ぎりぎりまで埋め立て工事が行われていた。