15日は午前、午後と名護市内でビラ配りをした。新基地問題を考える辺野古有志の会とティダの会のビラで、美謝川の切り替え問題についてのものだ。時折小雨の降る天気で、雨が降ると車で本を読み、やむと市街地を歩き回る、をくり返した。
その合間にお昼頃、名護市役所に行って広場で開かれた集会に参加した。明日16日の名護市議会に渡具知武豊市長が〈公有水面埋立変更承認申請書に関する意見〉を〈追加議案〉として提出しようとしている。その内容があまりにひどいのでそれに抗議し、明日の議会傍聴を呼びかけるものだ。
沖縄平和運動センターの山城博司議長が司会を務め、北上田毅さんが渡具知市長が議会に提出しようとしている「意見」の問題点について解説した。さらに野党議員を代表して仲村善幸議員が議会で反対する意思を表明し、名護市民を代表して浦島悦子さんがこれまでの名護市内での運動について述べた。私も昨日の海上集会や自身の国賠訴訟についてなど話をさせてもらった。
辺野古側埋め立て工区への土砂投入から2年が経ち、日本政府・沖縄防衛局は、陸上では美謝川の河口切り替えに向けたボーリング調査を行ない、海上ではK8・K9護岸にスパッド台船を設置。さらに土砂を積むデッキバージも導入した。辺野古側での埋め立てを加速し、美謝川の切り替えに向けても強行の動きを見せている。
集会では、新基地建設の新たな局面を迎えているとの認識のもと、渡具知市長の「意見」の重要性をふまえ、市民の意見を無視した無責任な対応を許さないために、明日の議会傍聴と昼休み集会に力を入れることを確認した。
集会後、午後1時半からは名護市議会で大城敬人議員の一般質問を傍聴した。辺野古新基地建設の〈埋立変更承認申請書〉について市民から意見を聴取すべきだ、という大城議員に対し渡具知市長は、「法令上必要ない」と一蹴し、市民無視の姿勢を鮮明にしていた
渡具知市政の問題点については、これを広く市民に伝えていくことが重要となる。その点についてはティダの会で引き続き力を入れていこうと考えている。