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Channel: 海鳴りの島から
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12月14日午後の辺野古側埋め立て工区と大浦湾の様子

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 14日は午前中に海上集会を行い、午後は松田ぬ浜に行く道沿いの草刈りやギンネム、アダンなどの剪定を行った。そのあと、午後3時27分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8護岸では午前中に設置したスパッド台船にランプウェイ台船が接岸し、ダンプカーが行き来している様子が見られた。

 K9護岸から運ばれてきたものと合わせて、土砂は②工区の中央部やK2護岸側、N5護岸側に投入されていた。それぞれ工事を請け負っている企業集団が違うが、K8・K9の両護岸で同時に4隻のランプウェイ台船から土砂の陸揚げができれば、三つの区域で同時に土砂を投入できる。土砂の量だけでなく、投入場所も増やせることで、埋め立てが加速していく。

 K4護岸では生コンの打設が終わり、型枠の製作が進められていた。ここで使用されている資材はキャンプ・シュワブのゲートから入ってくる。ゲート前での抗議行動や車両・資材記録の持つ意味は大きい。

 午後4時9分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。K9護岸では右側のランプウェイ台船が土砂の陸揚げを終了し、離岸するところだった。左側の台船は土砂の陸揚げを続けていた。

 K8護岸に設置されたスパッド台船がさっそく使用されている。接岸しているランプウェイ台船は1隻だけだったが、土砂の量が減ったせいかダンプカーの動きは少なかった。この日は試運転だったのだろう。

 土砂の陸揚げに使用されるランプウェイ台船の数も増えている。これまで見た中では一番多い9隻が確認できた。

 デッキバージの内側には数字が記されている。区画を示しているようで、中のショベルカーやブルドーザーで前後に土砂を積み分け、ブルーシートをかぶせてあった。

 ガット船はmarumasa1号、同2号、國喜18の3隻が停泊していた。大浦湾は広いようでいて、岩場や浅瀬などもあり、船の数が増えれば事故の危険性も高まる。フロート内では大型船の間を小型の作業和船、タグボート、警備会社の船や海保のゴムボートなどが動き回っている。

 工事を加速するために大浦湾内の船を増やせば、いずれ事故が起こり、人身や自然に被害を及ぼすのではないか。新型コロナウイルスの感染拡大もある。日本政府・沖縄防衛局は作業員の安全を第一に考えるべきだ。


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