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Channel: 海鳴りの島から
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埋め立て土砂投入2年に抗議する海上集会

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 14日は辺野古側の②-1工区に始めて埋め立て土砂が投入されてから2年の節目だった。K1~K4護岸で辺野古の海が囲まれ、土砂が投入されることで中の生物は生き埋めにされた。ジュゴンのエサとなる海草が生え、辺野古の住民が魚や貝を採って生活の糧にして来た海が、新基地建設のために破壊されてきた。

 新型コロナウイルスの感染拡大という厳しい条件のなか、感染防止のために参加人数を抑えたが、それでもカヌー27艇、抗議船6隻、ゴムボート1隻がK8護岸前に集まった。

 カヌーメンバーは松田ぬ浜を出発して辺野古崎まで漕いだ。K8護岸では土曜日に入っていたスパッド台船の設置作業が始まっていた。ちょうどK8護岸に接岸しようとするところで、赤白のスパッドが船上に見えた。

 K8護岸に面したオイルフェンスに、全国から寄せられたバナーを張った。カヌーメンバーはプラカードと虹の旗を持ち、集会や抗議行動の際にはそれを掲げて、辺野古新基地建設反対の意思を示した。

 集会では最初に、辺野古新基地建設に反対の運動に参加し亡くなった皆さんや、工事によって殺された海の生物たちのために黙とうをささげた。そのあと、歌や決意表明、シュプレヒコール、アピール文の読み上げが続いた。

 最後はカヌーメンバーでオイルフェンスを越え、K8護岸で行われているスパッド台船の設置に抗議した。K8護岸でもランプウェイ台船を2隻同時に接岸し、土砂の陸揚げをしようとしている。土砂投入から2年が経ち、予定が大幅に遅れていることから、沖縄防衛局はさらに予算を浪費し、埋め立てを加速しようと必死だ。

 大浦湾には現在、9隻のランプウェイ台船が入っている。これらをフルに使って、K8とK9で常時2隻体制で土砂を陸揚げしようというのだろう。安和や塩川での土砂積み込み、ガット船の往来もより活発化することになる。実際には、机上の計算通りにはいかないだろうが、それをさらに遅らせ、止めるための行動が必要となる。

 今日は寒い1日だったが、海上集会の間は雨も降らず、風や波も穏やかだった。海でも陸でも冬の行動は厳しいが、っ今年は新型コロナウイルスの感染拡大があり、より条件が厳しくなっている。今年も残りわずかだが、あと2週間の行動を頑張りましょう。

 

 


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