名護市は昨日、激しい雷雨にみまわれたが、今日17日(金)も朝から雨となった。海上行動も2日続けて中止となり、今日はキャンプ・シュワブのゲート前に行き、1回目の資材搬入に抗議する座り込みに参加した。雨の中、20数人の市民が集まり、沖縄県警・機動隊の強制排除にぎりぎりまで粘りながら、強行される新基地建設に抗議を続けた。
全国的に新型コロナウイルスの感染拡大が再燃するなか、沖縄では米軍基地関係者から大規模な感染が発生している。普天間基地やキャンプ・ハンセンで集団感染が発生しているのに、キャンプ・シュワブからはまだ1人も感染者が出ていないことに疑問を抱く人が多い。新基地建設の中断を避けるため情報を隠しているのではないか、PCR検査を抑えているのではないか、という声もある。
在沖海兵隊員からすでに大量の感染者が出ているのだから日米両政府・沖縄防衛局は、速やかにキャンプ・シュワブも封鎖し、兵士や軍属、基地従業員全員にPCR検査を行うべきだ。当然、新基地建設も中断し、出入りする業者への検査も希望者には行うべきだ。工事が中止されれば、ゲート前や海上で抗議活動を行う必要もない。市民や機動隊、海上保安官、警備員も感染リスクを下げることができる。
今回の米軍関係者の大量感染は、米軍基地が沖縄にとって諸悪の根源であり、命や健康を脅かすだけでなく、経済的にも大きな打撃を与えるものであることがはっきりした。米軍と日米両政府・沖縄防衛局が真っ先にやるべきことは、自らが犯した大失態を反省し、これ以上沖縄県民に迷惑をかけないことだ。悪しき隣人は沖縄にいらない。
生コンのミキサー車や栗石、砂利などを積んだ工事車両が基地内に入った後、ゲート前でデモ行進をして、シュプレヒコールを行った。
メインゲートでは米兵2人が基地内に入る車の乗員に検温を行っていた。米兵の運転手のひとりがマスクを顎まで下げて、検温している兵士と話をしていた。マスクをつける意味が分かっていない。
若くて鍛えられた海兵隊員には、新型コロナウイルスに感染しても、症状が出ない人がかなりいるはずだ。検温は必要だが、そこから漏れる人もいるだろう。
4月に作業員から感染者が出た際も、ゲートの検温には引っかからなかったため、基地内の事務所を消毒し、そこにいた人達を自宅待機させることになったのではないか。作業員の中にも、基地内に入ることに不安を感じている人がいるはずだ。まずは不要不急の工事を止めるべきだ。
1回目の資材搬入が終わったあと、10時26分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
雨の中でも工事は行われていて、K8護岸にランプウェイ台船の姿はなかったが、K9護岸で土砂の陸揚げが行われていたらしく、②工区の3か所で土砂の投入が行われていた。
K2護岸とK3護岸の上では、嵩上げのためのL字型擁壁建設が進められていた。
午前10時46分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見ると、K9護岸ではランプウェイ台船の入れ替えが行われているところだった。
午前11時頃に台船が接岸した後、ショベルカーが乗り込んで土砂を均し、ダンプカーに積み込みを始めるまで結構な時間がかかっていた。土砂の陸揚げが始まったのは、午前11時29分頃だった。
K8護岸もかなりの時間ダンプカーが来ず、見ているだけで1時間は作業が止まっていた。陸揚げが始まったのは午前11時を24分頃だった。
ガット船は第八丸喜丸、かいおう丸、第百三十六伊勢丸、美鍛丸が停泊していて、あとの2隻が土砂の積み替えを行っていた。
【ご案内】
「辺野古・大浦湾 命を守る写真展」
日時:7月18日(土) 午後1時か6時
7月19日(日) 午前10時から午後5時
場所:もとぶ町営市場(ゆくい処)
主催:ヘリ基地反対協議会・海上チーム
☆お近くにお寄りの方は、ぜひご覧ください。
海上ではマスクの着用をお願いします。