14日(火)はカヌー12艇を名護市安和の琉球セメント新桟橋まで運び、抗議船・木の葉蝶、ゴムボート・ハクイとともに海上抗議行動を行った。
午前8時30分頃、安和の現場に着くと、琉球セメントの新桟橋にはガット船・marumasa1号が接岸していた。小型の船で早めの出航を予想していたが、ベルトコンベアーの不具合で土砂の積み込みが中断していた。
構内の様子を見ると、ベルトコンベアーに土砂を下ろすところが詰ったらしく、散水車を持ってきて洗浄していた。それでどうにか動くようになり、午前9時半頃から積み込みが再開した。
この日は、午前中が1隻目のmarumasa1号に対して、午後は2隻目のmarumasa3号に対して、新桟橋下でカヌーを固定し、出航を遅らせる抗議行動を展開した。
marumasa1号の土砂積み込みが終了したのが午前10時43分頃。同10時57分頃、海上保安官が海に入りカヌーの強制排除を開始した。各メンバーが工夫を凝らしてロープや紐でカヌーを固定している。全艇が新桟橋の下から排除されたのが午後12時1分頃。marumasa1号が桟橋を離れて沖に向かったのが、午後12時20分頃だった。
昼食後、marumasa3号の積み込み状況を見ながら、2回目の抗議行動に出た。新型コロナウイルスの感染拡大で工事が中断し、その後再開して以降、1日に2回行うのは初めてだった。
積み込み作業が終了したのが午後2時27分頃。午後2時43分頃から海保が強制排除を開始し、カヌー全艇が新桟橋の下から出されたのが午後3時39分頃。marumasa3号が出航したのが午後3時46分頃だった。
辺野古に戻ってカヌーを片づけ、午後5時43分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。今日も残業で土砂投入が続けられていた。K8護岸では土砂の陸揚げが行われていて、ダンプカーが仮設道路の中央付近やK2、K3護岸付近から土砂が投入されていた。
K2護岸の上には嵩上げされたL字型の擁壁の一つが、型枠をはずされて姿を現していた。K4護岸を含めて連日、新たに鉄筋が組まれ、型枠が増えていっている。
午後6時4分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K8護岸、K9護岸ともにダンプカーの姿はなく、土砂の陸揚げは終わっていた。
K9護岸では土砂を積んだ新たなランプウェイ台船が接岸していて、ショベルカーが翌日すぐに積み込めるように土砂を均していた。そのあと、ブルーシートをかぶせて翌日に備えていた。
ガット船は寿鷲丸、marumasa2号、清明の3隻が停泊していた。
在沖米軍基地の新型コロナウイルス感染者が100人に達している。若い米兵の中には、症状が出ないまま基地の外に出ている者もいるだろう。米軍が感染情報を隠すのは、軍事上の問題だけでなく、地域住民に感染を広げたときの責任追及を免れるためでもあるのではないか。
こんな米軍のために新しい基地を造ってやる必要などない。全基地封鎖、撤去の運動を進め、実際にその運動が米軍にとって脅威とならなければ、彼らは対応を変えはしない。