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Channel: 海鳴りの島から
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沖縄の全基地を封鎖し、辺野古新基地建設を即座に中止せよ!

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 13日(月)は午前7時20分頃、キャンプ・シュワブのゲート前を通ると、米兵や基地従業員、建設業者などの車両が長蛇の列をなし、大渋滞となっていた。

 普天間基地やキャンプ・ハンセンなど米軍関係者で新型コロナウイルスの感染者が多発している。今日も普天間基地で新たに32人の感染者が出たと報じられており、7月に入って在沖海兵隊関係者から95人もの感染者が出るという異常事態となっている。

 キャンプ・シュワブでも基地内に入る人物のチェックが一段と厳しくなったようだ。そのために作業員が現場に出るのも時間がかかったようで、先行して船で移動したカヌー6艇が大浦湾に出たとき、まだ航路が明けられていなかった。

 すぐにカヌーをオイルフェンスに固定したり、作業和船のロープをつかんだりして、航路が開かれるのに抗議した。それによっていつもは午前8時半頃に入るガット船が、大浦湾にすべて入ったのは午前9時25分頃だった。

 この日はカヌー11艇と抗議船3隻で海上行動を行ったが、遅れて移動してきたカヌー5艇は、K8護岸でのランプウェイ台船の入れ替えに抗議した。いつもはここも午前8時半頃から土砂の陸揚げを行っているが、この日はガット船が入るのが遅れた分、ランプウェイ台船の着岸も遅れることになり、土砂の陸揚げ開始は午前10時頃となった。

 海保に拘束されて松田ぬ浜の前で解放されたあと、土砂の陸揚げが終わるまでの間に早めに昼食を取り、午前11時半頃に松田に浜を再び出発した。

 K8護岸では午後12時5分頃に1隻目のランプウェイ台船の土砂陸揚げが終了した。空の台船が後退していくのと並行し、土砂を積んだ2隻目の台船が近づいてくる。それに対しカヌー11艇でオイルフェンスを越え、土砂陸揚げや埋め立てによる海の破壊を止めるように訴えた。

 普天間基地やキャンプ・ハンセンで新型コロナウイルスの集団感染が発生し、それが県民にも拡大していくことに懸念が高まっている。しかし、米軍は感染情報を軍事機密として県に一部しか伝えず、当初は人数の公表さえ拒んでいた。

 こんな米軍のために新たな基地を造ってやろうなんて、バカバカしい限りではないか。世界最大の感染国である米国の現状を見れば、在沖米軍基地で集団感染が発生する危険性を多くの人が感じていたはずだ。恐れていたことが現実となった今、日米両政府はすべての在沖米軍基地を封鎖し、米軍関係者や基地従業員、出入りしている業者の検査を行うべきだ。

 辺野古新基地建設も即座に中止すべきだ。キャンプ・ハンセンや普天間基地で多くの感染者が出ているなか、キャンプ・シュワブだけが感染者0ですむだろうか。米軍関係者が基地の外で感染を広げていれば、これから県民の感染者も多数出てきかねない。

 日常的な基地被害だけでなく、新たに感染症の被害まで受ける。基地が沖縄にもたらす危機が増加している。今こそ全基地撤去の運動を広げたい。

 


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