8日(水)は朝、名護市安和の琉球セメント新桟橋に行き、カヌー8艇とゴムボート1隻(ハクイ)で、海上から土砂積み込みに抗議した。
午前8時47分頃、安和の現場に着くと、新桟橋ではガット船・清明が土砂の積み込みを行っていた。準備を整えたカヌーから先に新桟橋に向かい、カヌーを固定する班と、事由に漕ぐ班に分かれて抗議行動を展開した。
昨日に比べれば波は低かったが、それでも船首側はカヌーが結構揺られたようだ。午前9時54分頃、土砂の積み込みが終わり、ベルトコンベアーが後ろに下がった。午前12雄時10分頃から海上保安官が海に入り、カヌーの規制、排除を開始した。
カヌー全艇が新桟橋から離されたのは、午前11時頃だった。その12分後に清明が離岸して沖に向かうと、待機していた2隻目の進朋が新桟橋に着岸した。
昼食後、午後は新桟橋の出入り口で、土砂を運んでくるダンプカーに抗議した。連日、昼休みもなく、夜の8時まで土砂の搬入が行われている。新型コロナウイルスの感染者が出たことによる工事中断の遅れを取り戻すように、急ピッチで作業が進められている。
それに抗議する人が多ければ、工事車両の流れを止め、遅らせることができる。人が集まれば、ゆっくりと歩くだけでも効果が出せる。今できることに力を入れたい。
カヌーチームと船団は午後3時まで安和で行動し、そのあと辺野古に引き揚げて片付けをした。
午後4時16分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8護岸にはランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。
K2・K3護岸上では嵩上げ作業が行われていたが、向かって右側(K3護岸側)ではL字型擁壁の壁部分の型枠が組まれていた。向かって左側(K2護岸側)では擁壁の底部分の型枠が組まれていて、その背後では土砂の投入が進められていた。
午後4時40分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸では前日と同じように、翌日すぐに土砂を陸揚げできる状態でランプウェイ台船が接岸していた。
ガット船は第八高砂丸、第二十八旭丸、marumasa1号、神峰の4隻が停泊していた。