Quantcast
Channel: 海鳴りの島から
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2937

悪天候の中、辺野古新基地建設に対し、各所で監視、抗議行動が続けられる

$
0
0

 新年度に入った。4月1日(水)は天候不良のため、カヌーによる抗議行動は中止となった。翔也丸に乗って海上から工事の様子を監視したが、午前8時45分頃、大浦湾には4隻のガット船(第八高砂丸、第百三十六伊勢丸、寿鷲丸、航安丸)が入っていった。

 ガット船はそのあと、空のランプウェイ台船に土砂を移し替えていた。

 辺野古崎付近は雨混じりの風が強かった。K8護岸では土砂を積んだランプウェイ台船が着岸し、午前9時3分頃から土砂の陸揚げが始まった。

 午前9時38分頃、K9護岸に移動した。ここでも土砂の陸揚げが行われていた。ランプウェイ台船に入るダンプカーには、側からこぼれ落ちるほどの土砂が積み込まれ、明らかに過積載だった。

 午前11時頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8、K9両護岸から陸揚げされた土砂は、ダンプカーで②区域のK3護岸とK4護岸の方に運ばれ、海に投入されていた。

 ②区域のK4護岸沿いでは、N5とK3の両護岸側から土砂の投入が進められていたが、今日見た時にはすでにつながっているようだった。

 ②区域の中央部では、今日も黄色い重機が海に入り、排水路の撤去らしき作業を行っていた。

 午後3時20分頃、安和の琉球セメント桟橋に行った。新桟橋ではこの日2隻目の第二十八旭丸が土砂の積み込みを行っていた。この日は1隻目に英雄丸が土砂を積み込み、午後1時頃に出航していったとのこと。

 第二十八旭丸は午後3時45分頃に土砂の積み込みを終え、同55分頃に離岸して沖に向かっていった。この日は2隻だけで積み込み作業が終了した。

 セメントの出荷作業はなく、旧桟橋にも変わった動きはなかった。新年度に入り、旧桟橋では撤去作業以外の作業は行われないはずだ。セメント運搬船がどこに着岸するか、注意して見ていきたい。

 ガット船に積み込む土砂や岩石を運んでくるダンプカーは、どれも過積載だった。沖縄県警は見て見ぬふりだが、それでいいはずがない。石が道路に落下すれば交通事故につながる。美ら海水族館に向かう観光客が多い道路であり、過積載車両を沖縄県警は放置するのか。

 出入り口では今日も粘り強い抗議行動が行われていた。この日は車を使った抗議行動も行われ、思うように出られないダンプカーが構内に滞留していた。採石場に戻るのが遅れれば、土砂の積み込みがそれだけ遅れていく。

 市民が集まって行動すれば、その分だけ成果が出せるのだ。ぜひ辺野古や安和、塩川の現場に多くの人が集まってほしい。

 塩川の沖にはガット船が14隻停泊していた。土砂を積んでいたのが栄雄丸、第二十八旭丸、聖祐の3隻、空の船が玄周丸、marumasa1号、同2号、同3号、進朋、第十八勝栄丸、第八そうほう丸、第八藤進、第八丸喜丸、神峰、清明の11隻だった。

 午後4時25分頃、本部港塩川区に行った。北風が吹きつけ、この日の土砂積み込みは、ランプウェイ台船1隻だけで終わったとのこと。

 新聞報道によれば、長期間が港内に置かれていたベルトコンベアの撤去作業が昨日から行われているが、分解されてはいるものの、まだ撤去はされていなかった。

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2937

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>