25日(水)は辺野古のキャンプ・シュワブゲート前に行き、2回目と3回目の資材搬入に抗議する座り込みに参加した。クリスマスだというのに、ここは南半球かと思うような日差しの下、今日も辺野古新基地建設に反対する市民が集まり、資材搬入を止めるために座り込みを行った。
ゲート前の座り込みは、もうすぐ2000日を迎える。長期化する運動で疲れもあるだろうに、ゲート前に来ると女性リーダーの皆さんが、歌声やクイチャーで盛り上げ、みんなを鼓舞している。そして、島袋文子さんが車いすに座って先頭で抗議の声を上げている。
もちろん、こうやって雰囲気を盛り上げるには大変な努力が必要だ。戦争と基地に反対する意思とユーモアにあふれた替え歌をつくり、鳴り物を鳴らして華やげる。機動隊に何度排除されても、めげずに座り込み、訴えかける。海ではストレスが溜まるばかりだが、ひやみかち頑張っている皆さんの姿を見て元気をもらった。
沖縄県警・機動隊に強制排除されても、市民はあきらめない。資材を搬入する工事車両が途切れた合間にゲート前に出て、クイチャーを踊りながらデモ行進を行った。
さらに牛歩で資材搬入を少しでも遅らせようと抵抗が続いた。
2回目と3回目の資材搬入の合間に、豊原の高台と瀬嵩の海岸から埋め立て工事の状況を確認した。
K8護岸とK9護岸の両方にランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げが行われていた。ダンプカーで運ばれた土砂は主に②工区のK3護岸沿いとK4護岸沿いに投入されている。護岸の外側に消波ブロックを設置するため、大型クレーンの足場となる道を造っている。
N5護岸とK4護岸が接する角にあった大型クレーンは移動していた。しかし、消波ブロック設置を優先していることに変わりはない。写真を見れば分かるようにK4護岸沿いの内側に赤土土砂が投入されている。その上に栗石が敷き固められ、さらに鉄板を設置して大型クレーンの足場が造られる。
海に投入されているのは砕石や赤土土砂だけではない。重さ20トンの巨大な消波ブロックも護岸沿いに設置され、海底の生物を圧殺し、辺野古の海の環境を破壊しているのだ。
ゲートから連日入ってくるミキサー車の生コンが、消波ブロック制作に使われている。今年も残りわずかだが、辺野古の海の破壊を止めるために行動しましょう。