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Channel: 海鳴りの島から
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消波ブロック設置を急ぐ辺野古側埋め立て工区

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 23日(月)は朝、カヌー5艇で松田ぬ浜を出発した。途中で平和丸に乗り込んで午前9時前にK8護岸の近くまで行くと、土砂を積んだランプウェイ台船がK8護岸に近づいているところだった。

 すぐにカヌーに乗り込んで長島のそばからオイルフェンスを越え、ランプウェイ台船を目指した。途中で海保に拘束されたが、護岸の近くから、沖縄の民意を踏みにじって強行されている新基地建設を止めるように訴えた。

 海保のゴムボートに乗せられて松田ぬ浜の近くで解放されたあと、再び平和丸に乗ってK9護岸の様子を見に行った。午前11時頃、K9護岸に接岸しているランプウェイ台船は土砂の陸揚げを終え、バックホーが護岸上に降りて次の台船を待っているところだった。

 大浦湾では4隻のランプウェイ台船に、ガット船から土砂の積み替えが行われているところだった。土砂を積んだ次の台船が準備されておらず、土砂の移し替えが終わるまで一時的に土砂切れの状態となった。

 この日は午前中に4隻のガット船(寿鷲丸、清明、第八そうほう丸、marumasa3号)が大浦湾に入り、午後は2隻(松龍丸、航安丸)が入った。前日から残っていたガット船・聖祐と合わせて7隻のガット船が土砂の積み替えを行っている。

 聖祐は新たに使用されたガット船で、清明、寿鷲丸に続き、積載量の大きいガット船が導入されているようだ。

 K8護岸では土砂陸揚げの前に、外洋に面した側へ消波ブロックの設置が行われていた。

 K3護岸の外側にも、午後から消波ブロックの設置が進められた。

 

 K4護岸とN5護岸が接するあたりで午前中、②工区のK4護岸の内側に鉄板を敷く作業が行われていた。大型クレーンの足場を造っているのかと思ったが、午後2時過ぎに豊原の高台から見ると、すでに大型クレーンが運び込まれていた。

 この1か月ほど、陸揚げされる土砂の多くがN5護岸とK4護岸が接する角付近に投入されていた。そのあとK4護岸の内側に沿って土砂が投入され、栗石で固めた上に鉄板を強いて、大型クレーンが作業する道が造られている。

 これはK4護岸の外側に20トンの消波ブロックを設置するためで、すでに辺野古崎側からN5護岸の所まで設置しているのに続いて、K3護岸側に向けて消波ブロックを延長しようとしている。

 K1、K2、K3護岸の外側にも消波ブロックの設置が進められていて、沖縄防衛局は②-1工区から②工区にいたる辺野古側の埋め立て工区の護岸の外側に消波ブロックを設置する作業を急いでいる。

 台風時の高波対策や護岸自体の防護のために、今のペースなら来年の2月中には②工区の消波ブロック設置が終わるかもしれない。連日、キャンプ・シュワブのゲートからは大量の生コンが運び込まれている。土砂の投入がまだ1パーセントしか進んでいない、と言われるが、埋め立て工事と並行して消波ブロックの設置も強行されていることを見逃してはならない。

 キャンプ・シュワブのゲート前で生コン車を止める行動も重要なのだ。ぜひ多くの人に座り込みに参加してほしい。さらに、浜のテントに申し込んで海にも出てほしい。実際に辺野古の海で進められている工事の現場を見れば、進捗率が何パーセントという数字だけでは分からない海の破壊を実感できる。 

 


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