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Channel: 海鳴りの島から
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午後5時過ぎにやっとランプウェイ台船とガット船が大浦湾に入る

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 3日(水)はいつもより早く松田ぬ浜をカヌー12艇で出発した。抗議船に乗り込んでカヌーを曳航し、長島の間を抜けて大浦湾に出た。ランプウェイ台船やガット船が入ってくるのを止めるために、すぐにオイルフェンスの開口部にカヌーを固定し、開けられないようにした。

 秋晴れで大浦湾も波が穏やかだった。思ったよりも作業が遅れていて、午前中はまだ汚濁防止膜の再設置を行っていた。カヌーを固定する班と自由に動く班に分け、オイルフェンスの開口部を押さえると同時に、汚濁防止膜の再設置に抗議した。

 午後2時頃になってやっと、作業和船が来てオイルフェンスを開けようとした。しかし、カヌーが先に固定しているので開けることができない。いつものように海保が警告をくり返し、午後2時20分頃から拘束が始まった。

 カヌーを固定したロープやオイルフェンスの上に覆いかぶさり、力ずくでカヌーメンバーを引き剥がし、ロープを解除しようとする海保に抵抗をつづけた。

 カヌーがすべて強制排除され、オイルフェンスが開かれるまで1時間ほどかかった。カヌーチームと抗議船による行動がなければ10分もかからなかっただろう。

 そのあと、ランプウェイ台船が近づいてくるのにかなりの時間がかかり、台船6隻とガット船2隻(第六十三さだ丸、第百三十六伊勢丸)がすべて入ったのは、午後5時過ぎだった。

 こちらが予想していたより作業が遅れ、さらにカヌーと抗議船による行動もあって、ランプウェイ台船とガット船を大浦湾に入れるのにまる1日かかったわけだ。

 明日の午前中にガット船から台船に土砂を移し替え、そのあと陸揚げが始まるだろうが、今度はいつまで続けられるか。自然の力だけでなく、市民の力でこの不当な工事を止めましょう。

 


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