25日(水)はいつもより早く海に出て、カヌー14艇と抗議船(平和丸)1隻で大浦湾の航路付近に行き、オイルフェンスを開かせない抗議行動を行った。
台風で避難していたランプウェイ台船と土砂を積んだガット船が大浦湾に入るのを止めれば、土砂の陸揚げ、埋め立て工事は行えない。オイルフェンスの開口部にカヌーを並べて開かせなければ、粘った時間だけ埋め立てを止めることができる。
カヌーをつないだロープや紐を海保がナイフやハサミで切断し、オイルフェンスにしがみついて抵抗するカヌーメンバーを力尽くで引き剥がしていく。それでも海保の強制排除が始まってから30分以上粘って、オイルフェンスが開くのを止めた。
抗議行動中は写真を撮ることができない。海保が排除を開始した直後と、排除された後の写真しか載せられないのがもどかしいが、各メンバーとも海保の弾圧に必死に抵抗を続けていた。
この日はランプウェイ台船6隻とガット船4隻(第六十三さだ丸、第百三十六伊勢丸、marumasa3号、第八藤進)が大浦湾に入った。 台船とガット船がすべて入ったのは午前10時半近くで、土砂の移し替えなどに時間を費やし、午前中は土砂の陸揚げは行えなかった。
午後から②工区での埋め立てが再開された。午後2時過ぎに豊原の高台から辺野古側の埋め立て工区を見ると、ダンプカーが土砂を運んできて②工区に土砂を投入していた。
K1護岸の外側に消波ブロックを設置する作業も行われていた。
午後2時25分頃に瀬嵩の海岸から見ると、K9護岸にランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げが行われていた。ここから辺野古側の2工区に土砂が運ばれ、埋め立て現場に投入される。
午後2時半頃からK8護岸の上にもダンプカーが並び始め、接岸したランプウェイ台船から土砂を運び始めた。
この日の海上行動は午前中となったが、明日以降も連日、海上やキャンプ・シュワブのゲート前、安和の琉球セメント桟橋、本部港塩川区などで抗議行動が取り組まれる。時間の都合がつく人はぜひ参加してほしい。