16日の夜は仲宗根区公民館の庭でエイサーがあったので見に行った。区の青年会主催で太鼓エイサーや老人会の踊りなどのあと、最後は仲宗根区に古くから伝わる手踊りのエイサーで締める。
エイサーといえば青年が太鼓を鳴らして派手に踊る、というイメージが広がっているが、ヤンバルにはお年寄りから子供たちまで、字民の誰もが輪に加わって踊る古い手踊りのエイサーが残っている。
20代の頃、青年会でこのエイサーを字の主なアジマー(十字路)で踊って回った。夕方から深夜まで何回も踊るのだが、曲が長いのでけっこう疲れた。今では懐かしい思い出だ。
庭(ナー)の後ろはグシクンチジという森(ムイ)で、神事を行うアサギや獅子が眠る小屋、村の神を祀るお宮がある。エイサーは御嶽の神や祖霊が見守る中で踊られる。
いつもはエイサーの輪に入るのだが、今年は記録して残すためにカメラを回した。シマを離れた仲宗根出身の人たちに見てほしい。