実家の片づけをしていたら古い映画のチラシが出てきた。写真はその一部だが、大半は1980年代に那覇の映画館で観たものだ。当時は国際通りにグランドオリオンや国映館、東宝劇場などがあって、ほかにも琉映本館や桜坂オリオン、開南琉映などが近くにあり、那覇や宜野湾に住んでいた頃によく通った。
1982年に国映館の地下にシネマオスカーができた。懐かしの名画やヨーロッパの作品などをミニシアターで上映してくれて有り難かった。ほかにも国際通りには沖縄ジァンジァンがあって、寺山修司の特集などを上映していた。
浦添にあったシネマ・マキミナトのオープンのチラシも出てきた。
名前を挙げた映画館は今は姿を消し、国際通りも大きく変わった。映画館が消えるとともに、国際通りに足を運ぶことも少なくなった。今でも映画館を梯子して、1日に何本も見たいのだが、名護にいると思うにまかせない。
2005年12月30日に名護シアターが閉館して14年近く。今の渡久知名護市長は、選挙の時に映画館を誘致すると公約に掲げていたが、どうなったのであろうか。