17日(水)はカヌー10艇、ゴムボート1隻で名護市安和の琉球セメント桟橋に行き、土砂を積み込むガット船に抗議した。
台風5号の影響で辺野古や大浦湾など沖縄島東海岸は朝から波が高かったが、西海岸はまだ午前中は大丈夫との判断で、2隻目のガット船・神峰が桟橋を離れようとするのに合わせて抗議行動を展開した。
午前10時35分頃、海上保安官が海に飛び込み、抗議するカヌーの強制排除を始めた。カヌーメンバーは桟橋の各所でそれぞれ抗議を続け、最後のメンバーが排除されたのが午前11時25分頃だった。それから10分ほどして神峰は桟橋を離れ、沖に出て行った。入れ替わりで3隻目のmarumasa3号が接岸した。
海保に拘束されたカヌーメンバーは、午後12時頃に解放されて浜に戻った。昼食をとって、風が強まってきたので抗議行動は午前で切り上げた。午後は辺野古に戻ってカヌーを洗い、片づけたあと台風対策を行った。
午後4時半頃、豊原の高台から辺野古側の埋め立て地の状況を見た。昨日、大浦湾からランプウェイ台船が避難したので埋め立て土砂の投入は行なわれておらず、ブルドーザーやローラー車なども片づけられていた。K1護岸では根固め用袋材の設置が行われていた。
K1からK4護岸にいたる範囲のオイルフェンスや汚濁防止膜は片付けられていない。辺野古の海はすでに時化ていて、台風接近とともに高波が襲う。17日以降は大潮になっているが、満潮時にこのままで大丈夫なのか。去年のようにオイルフェンスが護岸上に打ち上げられれば、引き摺られたアンカーが海底の藻場を破壊する。問題が発生すれば沖縄防衛局の責任である。
午後4時40分頃、瀬嵩の海岸から見ると、K8護岸では根固め用袋材の設置が行われていた。白波が立ち大浦湾は荒れていた。建設業者が台風対策に追われているのが分かる。
大浦湾に設置されたフロートは、鉄棒を付けたまま放置されている。波にもまれて鉄棒が揺れ、フロートにかかる負荷は大きい。仮にフロートが切れて漂流すれば、鉄棒が小型船には脅威となる。
台風時に片付けもできないくせに、鉄棒を付けた危険なフロートを大浦湾に広範囲に張り巡らしている。こんなでたらめなことを日本政府・沖縄防衛局はやっているのだ。