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Channel: 海鳴りの島から
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沖縄は梅雨が明け、炎天下での抗議行動が続く。

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 沖縄は梅雨が明け、日差しの強さが一段と厳しくなった。これから連日、炎天下での抗議行動が海でも陸でも続けられる。

 7月1日は辺野古新基地建設が強行されて5年目だった。抗議船2隻を出してK8護岸やK9護岸の状況を中心に監視活動を行った。K8護岸では午前中、土砂を載せたランプウェイ台船は接岸せず、天端の整備作業が行われていた。

 先週の悪天候以降、護岸上に鉄板を敷いたり、栗石を詰めた四角い籠を設置する作業が、午前中は行われている。台風対策も急がねばならず、土砂の陸揚げは午後の半日しか行われていない。

 K9護岸も午前10時の時点まで土砂の陸揚げはなかった。ランプウェイ台船は接岸し、バックホーは動いていたのだが、ダンプカーが来なかった。その後、11時半頃に確認した時には、土砂の陸揚げが始まっていたが、開始が遅れた理由ははっきりしない。

 K4護岸の外側に設置された汚濁防止膜の一部が、消波ブロックに引っかかっていた。先週の土曜日からこの状態とのこと。下の幕がめくれていて、汚濁防止膜としての機能を果たしていない。

 オイルフェンスの外からは海水の濁りは確認できなかった。しかし、管理のずさんさは明らかだ。

 K4護岸やK3護岸の上では生コンのミキサー車が行き来していた。天端に敷いたコンクリートブロックを高波から保護する作業が進められていて、コンクリートが固まったところでは型枠が外されていた。

 監視活動を終えたあと、午前11時半頃からカヌーの初心者練習を行った。辺野古新基地建設の現場に一番近くまで行って抗議できるのはカヌーだ。ぜひ多くの人にカヌーに乗って海に出てほしい。

 土砂を運ぶガット船を止めれば、埋め立てを止めることができる。何よりも自分の腕一本で海を漕ぐのは楽しいものだ。

 午後3時頃に豊原の海岸から、午後3時半頃に瀬嵩の海岸から見ると、K8護岸にはランプウェイ台船(屋部5号)が接岸し、ダンプカーが並んで土砂の陸揚げを行っていた。

 K8護岸から陸揚げされた土砂が②工区に投下されていた。

 K9護岸はランプウェイ台船の入れ替えが終わっていて、明日の分の土砂にはブルーシートがかぶされていた。K9護岸ではこの日、土砂陸揚げは3時間程度しか行われていない。

 午後3時頃に豊原の高台から見ると、N5護岸の途中からも土砂の投下が行われていた。②工区では4カ所目の投下場所となる。

 沖縄防衛局が示している当初の予定からすれば、工事が大幅に遅れているのは事実だ。しかし、現場を自分の目で見ると、日々破壊されていく辺野古の海の悲鳴が聞こえるようだ。

 


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