17日は名護市安和の琉球セメント桟橋で水曜大行動が取り組まれた。海上行動メンバーもカヌー14艇、ゴムボート1隻で大行動に参加した。
午前9時過ぎに安和に着くと、琉球セメントの桟橋では第八そうほう丸が接岸して土砂の積み込みを行っていた。満載するにはまだ時間がかかりそうだったので、カヌーメンバーも午前11時前までゲート前のデモに参加した。
桟橋のガット船に土砂を運んでくるダンプカーは、ゲート前のデモによって信号が変わるときに1台がやっと入れる状態だ。ふだんより積み込みが大幅に遅れ、ガット船に土砂を積み終えたのは午後2時頃だった。
カヌーチームは午前11時頃に一度海に出て状況確認したあと、いったん浜に戻り昼食をとった。午後1時に再び海に出て第八そうほう丸の出航に抗議した。
第八そうほう丸のアンカーロープや鎖には、民間警備会社のゴムボートが前後に数隻ずつ係留している。これではガット船は動くことができない。いつものことながらガット船の出航をできなくしているのは民間警備会社であり、沖縄防衛局自身なのだ。
カヌーチームも民間警備会社に負けてはいられないので、桟橋付近で抗議行動を展開した。いつものようにガット船から水を浴びせかけられたが、暖かくなってきたのでしのぎやすくなったお。こういうことをやられると、私のような人間は怒りがこみあげて、余計にやる気が出るのだが。
ゲート前と海上での抗議行動により、第八そうほう丸が桟橋を離岸したのが午後4時頃。入れ替わりに次のガット船・第八藤進が接岸したのが午後4時半頃だった。もし抗議行動がなければ、午前中で入れ替えが行われていただろう。
接岸したあと第八藤進は土砂の積み込みを始めたが、午後6時過ぎまで作業をしても、予定の半分も積めなかっただろう。1日に3隻出航するものを、この日はゲート前と海の連携した抗議で、大幅に作業を遅らせることができた。
辺野古に戻って片づけをしたあと、帰りながら瀬嵩の海岸に寄って大浦湾の様子を見た。午後6時半頃、K9護岸に接岸したランプウェイ台船に載った土砂はわずかだった。18日は1時間ほどで土砂を陸揚げし、次の台船と交替するかもしれない。
大浦湾にはほかにランプウェイ台船2隻に土砂が載って準備されている。ガット船は松龍丸1隻が残っていた。