11日(木)は朝、カヌー11艇で松田ぬ浜を出発した。辺野古岬に着くと、K8護岸では被覆ブロックを設置する作業が始まっていた。
一番下の写真で、右から4番目の被覆ブロックと5番目の被覆ブロックの間にずれが生じている。4月1日の朝一番の作業で、用意した被覆ブロックの設置作業がなかなか始まらず、測量やすでに積んだブロックの確認などを行っていた。
何か問題が生じたのか、と思いながら見ていたのだが、K8護岸の向きや幅に問題があり、昨日10日から設置した被覆ブロックで修正したことで、それ以前のブロックとずれてしまったのではないか。あくまで推測だが。
満潮でK8護岸までの距離もあり、厳しい条件だったが、カヌー8艇がオイルフェンスを越えてK8護岸を目指し抗議した。
女性が載ったカヌー艇を海保のGB(ゴムボート)3隻で囲い込んで追い回す場面もあった。海を守るべき海保が海の破壊を助け、支えている。情けないことだ。
すぐそばのK4護岸とN3護岸の外側には、今日も大型クレーンで消波ブロックを設置する作業が進められていた。ざっと数えても、今朝の段階で110個以上は設置されているようだ。
ゲートから入ってくる生コンのミキサー車は、被覆ブロックや消波ブロックを制作するためのものだ。ゲート前の座り込み行動の重要性が分かる。現段階で海の破壊を止めるには、ゲート前で多くの人が座り込むしかないのだ。
K8護岸を目指して海保に拘束されたあと、松田ぬ浜の近くに運ばれて解放された。そのあとカヌーメンバーは平和丸に乗ってK9護岸に移動した。着いて間もなくランプウェイ台船の土砂陸揚げが終わり、控えていた台船との交代が始まった。
赤土混じりの土砂を積んだ台船が近づいて来るのに合わせ、カヌー8艇がフロートを越えて抗議した。
この日は所要のため私は午前中で切り上げたが、残ったメンバーは午後もK8護岸の作業に抗議を続けた。
前日、瀬嵩の海岸から見たK8護岸は、根固め袋材で一部が隠されていたので、最上段の被覆ブロックの列が36個までしか読めなかった。今日、K8護岸の外側の被覆ブロックを午後12時過ぎに数えると、最上段の列が40個まで積まれていた。1個が約2・5メートルとして100メートル。その前の捨て石部分が約25メートルとして、K8護岸は125メートルほどまで工事が進んでいる。
K8護岸は当面250メートルまで建設し、仮桟橋として利用するといわれている。長さはすでに半分まで達している。工事を止めるために海にも多くの人が出てほしい。カヌーはけっして難しくない。ぜひ積極的に練習に参加してほしい。
詳しくは辺野古ブルーのホームページをご覧ください。
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