上の2枚の写真は3月15日(金)の午前10時半ごろに豊原の高台から撮った②-1工区の様子である。大型クレーン車の組み立てが終わったようだが、近くにある10tダンプカーやほかのクレーン車と比較すると、その大きさがわかる。
埋め立て土砂の投入に使うのか、それとも②-1工区の埋め立てがある程度進んだところで作業ヤードとして使い、K4護岸の外側に設置する消波ブロックの制作に使うのか。これだけ大きなクレーン車なら、護岸の内側からでも消波ブロックを設置できそうだ。
②-1工区に投入されている「岩ずり」なるものは、大量の赤土が混じっている。台風シーズンを迎えて高波がK4護岸を越えて中に入ってくると、かなりのぬかるみになるのではないか。護岸の上に根固め用袋材を置いただけでは高波を防げるとは思えないので、消波ブロックの設置を急ぐのだろうか。
しょせんは素人の予想なのであてにはならないが、この大型クレーン車がどのように使われるか注目したい。
このクレーン車の部品はトレーラー車に積まれて、工事用ゲートから入ってきたのだろう。ゲートからは砕石や生コンなどの資材のほかに、クレーン車などの重機も入ってくる。いったん入ってしまうと、陸での工事は海からは止めようがない。ゲートに多くの市民が集まって数の力で資材や重機を止めなければ、工事の進行を止められないのが現実だ。
逆に言えば、人が集まればこの工事は止めることができるのだ。広大な基地もすべての出入りは限られたゲートで行われている。そこが自由に使えなければ空から運び入れるしかない。基地の弱点がゲートなのは分かりきったことではあるが、長期化する座り込みと選挙や県民投票への取り組みで、みな疲れがたまっている。ゲート前の座り込みも参加者が減っているのが実情だ。
3月25日の取り組みも重要だが、その前の1週間に何ができるかが大きな意味を持っている。頑張りましょう。