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Channel: 海鳴りの島から
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失われた風景、失われた命。

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 写真は2014年9月4日の辺野古の海の風景である。今ではK1~K3護岸が造られ、この風景は失われてしまった。奥の砂浜も仮設道路が造られ、ウミガメが産卵に上がることもできなくなった。現在、K1~K4護岸の内側では防砂シートの設置作業が進められており、3月25日には土砂が投下されようとしている。風景が失われるだけでなく、この海そのものが失われようとしているのだ。

 9日(土)は午前中、ティダの会で県民投票のチラシ配布を行った。ティダの会では、県知事選挙並みの取り組みをしよう、と話し合っている。県民投票に疑問や反対の声も多かったが、実際に行われる投票で名護市の結果が与える影響の大きさを考えれば、より多くの反対票を集めなければならない。県民投票が不本意な結果になれば、そのとばっちりを受けるのは名護市民であり、とりわけ辺野古の住民なのだ。

 いや、何よりもすでに被害を受けているのは、辺野古の海の生き物たちだ。②-1工区の生物はすでに死に絶えただろう。②工区で生き残っている生物の命も風前の灯火となっている。工事が後戻りできるか否か、という議論があるが、工事を進めればそれだけ海が破壊され、そこに生息する生き物が殺されるのだ。後戻り云々を言う前に、まずは工事を止めないといけない。

 

 


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