実家の庭に彼岸花が咲いていた。沖縄も季節が変わりつつある。今日は昼間、今帰仁で作業をしたのだが、セミの鳴き声もクロイワツクツクに変わった。ただ、日差しは相変わらず強い。
日本政府・沖縄防衛局が辺野古岬近くの海域に土砂を投入しようとしていた8月17日から1カ月が経った。翁長知事が急逝し、県知事選挙が前倒しになったため、政府は17日の土砂投入を延期せざるを得なくなった。その後、沖縄県が埋め立て承認を撤回したため、政府は工事を進めることができなくなった。
撤回後も政府はまだ対抗措置をとっていない。県知事選挙に勝つために、県民の関心が少しでも辺野古に向かないように徹底している。機動隊と海保の暴力を前面に出して、あれほど強引に工事を進めていながら、まるで何事もなかったかのように争点ぼかしを行っている。
さきま淳候補の態度を見ていると、普天間基地が返還されるなら。、辺野古や名護市、ヤンバルのことはどうでもいいかのようだ。北部全体の人口をあわせても高が知れている。大票田の那覇市で勝てばいい、とでも言いたいのか。
上の写真は2014年11月7日に撮ったものだ。この場所はいま、護岸に囲まれてカヌーを漕ぐことができない。奥に見える砂浜も、仮設道路で破壊されてしまった。辺野古ブルーのこの清ら海に土砂を投入し、埋め立てさせて本当にいいのか。沖縄県民はもとより、全国の人が自分の問題として考えてほしい。
2か月後も3カ月後も、1年後もその後も、ずっと土砂投入を許さないために、私たちは何をしなければいけないのか。自分がいま居る場所で、今できることに力を尽くしましょう。