3日(金)は朝、カヌー14艇で松田ぬ浜を出発した。遅れて6艇が加わり、ほかに3艇が初心者練習を行った。抗議船3隻と合流して、前日閉ざされたK4護岸の開口部付近で抗議行動を展開した。
台風12号の影響で水、木は海に出られず、その間に捨て石が投下されてK4護岸に残されていた開口部が閉ざされた。その前に絶滅危惧種のオキナワハマサンゴが「移植」されているが、それを容認する環境監視等委員会の御用学者たちは指弾されるべきだ。国に学者としての良心を売って利益を得る。こういう恥知らずたちが辺野古の海の破壊にお墨付きを与えている。
K4護岸の閉ざされた開口部の前まで行くと、キャンプ・シュワブの中にある鉄塔(通信施設)のまわりに足場が組まれていた。昨日までの2日間、ゲート前の抗議行動に参加していて、単管や足場板が大量に搬入されるのを目にしたが、ここで使うものだったようだ。修理なのか解体なのか注意したい。
午前9時頃から海保に守られ、閉ざされた開口部の捨て石の上に被覆ブロックを設置する作業が始まった。ふだんは護岸の外側から設置していくのだが、この日は護岸の内側から設置が進められた。被覆ブロックの最下段は海底に設置するので、ダイバーが潜水して作業を行う。台風12号の影響が残り、波やうねりがあったのでダイバーに配慮したのかもしれない。
この日は1度オイルフェンスを越えて抗議したあと、波風が強まり、護岸の内側での作業だったこともあって、午前11時で海上行動を切り上げた。
午後1時半頃、豊原の高台からK4護岸の作業を見ると、午前に引き続き、閉ざされた開口部の内側に被覆ブロックを設置する作業が続けられていた。
K4護岸の辺野古岬側では、根固め用袋材を設置する作業が午前に続き行われていた。護岸の内側に張った遮水シートの上に設置していたのではないかと思われる。
K4護岸とつながったN3護岸の内側にも遮水シートを張る作業が進められている。
最初に土砂が投入されようとしている辺野古岬付近のN3護岸ーK4護岸ーN5護岸で仕切られた内側では、海岸付近がショベルカーで削り取られている。この日はブルーシートがはがされ、赤土がむき出しになっていた。
翁長知事が埋め立て承認の撤回に向けた作業を進めている現在も、辺野古では工事車両が資材を搬入し、土砂投入に向けた準備作業が進められている。これ以上の工事進行を止めるために、ぜひ辺野古の海とゲート前に結集してほしい。