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Channel: 海鳴りの島から
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土砂降りの中、ゲート前で市民の必死の抗議が続く。

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https://www.youtube.com/watch?v=jKkpbpJJFfQ&feature=youtu.be

 8月に入った。1日(水)は朝から雨が続き、時折激しい雷鳴もあった。風雨が強く海上行動は中止となったので、ゲート前に行って1・2回目の資材搬入に抗議する座り込みに参加した。

 土砂降りの雨に打たれて、今日も市民の必死の抵抗が続いている。前日31日に沖縄県が埋め立て承認撤回に向けて、8月9日に聴聞を実施することを沖縄防衛局に通知している。撤回の前に土砂投入を強行するため、沖縄防衛局は海でも陸でも工事を急いでいる。

 台風が連続して来襲したため、土砂投入のための準備が遅れている。8月17日が来るのを評論家気分で眺めていてはいけない。土砂投入に向け護岸に張り付ける防水シートなどの資材はゲートから入ってくる。それを止めれば工事は進められないのだ。

 座り込む市民が少ないとき、市民が必死に頑張れば、それに対する機動隊の暴力が激しくなる。工事を止めるだけでなく、機動隊の暴力を止めるためにも、多くの市民が集まって抗議することが大切だ。韓国でも台湾でも香港でも市民の直接行動が政治を動かしている。行政のトップだけが頑張ればいいというものではない。

 1回目の搬入時は雷が激しくなり、途中で市民の大半はテントに移動した。機動隊はそれよりも先にゲート前から逃げていたが、残った市民が工事車両に抗議を続けていた。

 今日もまた過積載の車両や排気ガスをまき散らす車両が目立った。大量の大型車が辺野古に集中し、環境汚染と国道の破壊が進んでいる。新基地建設を止めなければ、これが何年も続くのだ。

 工事車両を出入りさせるため、アルソックが車両を誘導している。国道を走る一般車両が優先なのにアルソックが止めて、工事車両を出す場面も多い。

 キャンプ・シュワブの一つのゲートに大量の工事車両が集中するため、基地内に入るときに渋滞が発生するだけではない。工事車両が出す際にも、国道を走る一般車両を止めて優先妨害する場面がしばしばある。

 下の写真は交通誘導するアルソックの連携が悪く、国道を直進してきた一般車両があるにもかかわらず、ゲートからダンプカーをだそうとしたため、一般車両(手前の車)が急停車した場面。工事車両が多くなかなか出せないために、強引に出そうとしてこういう事態が生じる。工事を急ぐ沖縄防衛局がもたらしたことだ。

 ゲート前の歩道を機動隊が防ぎ、市民の通行を妨害する。もともとゲート前には広い空間があったのだが、殺人鉄板を敷き、緑のネットを張った鉄柵でふさいだうえで、わずかな歩道を残した。そこすら通さないで工事車両を優先している。

 午前11時半頃、豊原の高台からK4護岸の工事の様子を見た。松田ぬ浜側に残された開口部では、捨て石の投下が行われていた。この日のうちで残りは10メートルを切ったと思われる。反対側の先端部にある根固め用袋材を撤去するのに半日以上かかるだろうが、そのあとはすぐに繋がってしまうだろう。

 台風12号が迷走し、海が荒れてカヌーによる抗議行動ができないのは悔しいが、4日(土)の大行動までには、まだ被覆ブロックの設置は終わっていないだろう。K4護岸の工事に対する最後の抗議行動になるかもしれない。カヌーや抗議船でぜひ海に出て、この現実を見据えたうえで抗議の声をあげましょう。

 K4護岸の辺野古岬側では、N3護岸との間の閉めきった内側で、被覆ブロックの上に砕石を敷き、その上に防水シートを張っていく作業が行われていた。埋め立て土砂投入に向けた準備が進められている。

 この現場で使われている資材も重機類もすべてゲートから入っている。それが入らなければ工事は進められない。一人の市民は微力でも、数多く集まれば大きな力を発揮できる。辺野古で汗を流しましょう。


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