19日(月)は朝、カヌー5艇で松田ぬ浜を出発した。ほかにカヌー4艇が初心者練習を行った。天気が良く、2月とは思えない暖かさだった。辺野古側のリーフ内は海の青色が鮮やかだった。この清ら海(ちゅらうみ)を埋め立て、軍事基地を造る愚かしさがやりきれない。
この日はK2護岸、K4護岸ともに捨て石の投下が行われていた。海保に守られて工事が進められているが、護岸の上を通るダンプカーの荷台から石材がはみ出しているのが、カヌーに乗った低い位置からも見えた。基地の中では国道以上にひどい過積載が行われている。
抗議するカヌーの数が午前は5艇、午後は6艇と少なく、厳しい状態だった。それでもくり返しフロートを越えて抗議するなかで、カヌーメンバーの一人が護岸まで到達し、捨て石の投下作業が10分ほど止まった。
大潮で干潮となった午後は、水深が浅くて海保のゴムボートも動き回るのに苦労していた。海でも陸でも、多くの市民が集まって行動すれば、辺野古新基地建設は阻止できる。これは単なる新年ではなく、海でカヌーを漕ぎ、ゲート前で座り込みながら実感していることだ。