1月も最終日となった。31日は小雨模様の天気だったので、カヌーによる抗議は控えて、船で海上から工事現場の様子を確認した。
K9護岸では午前中、本部町の塩川港から来た運搬船が、積んできた石材を台船に移し替える作業を行っていた。
K2護岸では前日に続き、潜水士が海に潜り、被覆ブロックを設置する作業が行われていた。
K4護岸では捨て石の投下が行われ、松田ぬ浜側に伸ばす作業が行われていた。
K1護岸とN5護岸を結ぶ仮設道路の工事現場でも、捨て石の投下が行われていた。
仮設道路の工事は大浦湾側でも行われている。辺野古岬の作業ヤードから海岸沿いにK9護岸方向へ工事が進められている。
海底ボーリング調査は現在、スパッド台船が大浦湾側に2基、辺野古側に1基設置されている。K2護岸と仮設道路の間近くに設置されている辺野古側のスパッド台船は、まだ掘削棒が海に下されていない。ほかに大浦湾にクレーン付き台船が2隻浮かんでいる。
平島の近くにある巨大なハマサンゴの様子も見た。何百年もかかって成長したサンゴも、埋め立てにより環境が悪化すれば死滅の危機にさらされる。
辺野古の海、大浦湾に出てこういうサンゴを目にすると、辺野古新基地建設の犯罪性を実感する。新基地ができれば、沖縄に残された貴重な海を破戒し、沖縄県民・名護市民を何十年にもわたって苦しめるのだ。
再編交付金などの金をばらまいて名護市民の目をくらまし、選挙に勝とうとする安倍政権の腹の底には、徹底した沖縄差別がある。名護市民は金でなびく、という安倍政権の認識自体が、市民を馬鹿にしている。
陸に上がって午後は、名護市長選挙の活動をした。小雨が降るなか、メガホンとノボリを手に声をからした。
2002年の名護市長選挙から自分なりにかかわってきたが、今回は政府の力の入れ方が違う。公明党が名護十字路近くに拠点を構え、企業動員による手振りも活発だ。辺野古新基地建設のために、稲嶺市政を潰そうと、ネガティブキャンペーンをくり広げている。
2月1日から3日攻防に入る。この3日間は海上行動も船による監視にとどめ、名護市長選挙に力を注ぎこむ。名護・ヤンバルの皆さん、人口が少ない地域に基地を押しつけ、泣き寝入りさせようという安倍政権の沖縄差別を許してはならない。
安倍政権かい、うしぇらってぃやないびらんどー。名護・ヤンバルンチュぬ意地見してぃ、がーさんねーないびらんどー!