27日は午後4時から産業支援センター前の十字路で、「稲嶺ススム市長必勝街頭大演説会」が開かれたので聴きに行った。稲嶺市長を推薦している共産党・志位和夫委員長、社民党・吉田忠智党首、自由党・小沢一郎代表ほか、立憲民主党、民進党、沖縄社大党の代表が次々とマイクに握り、稲嶺市長の三選を訴えた。
一市長選挙に各党の党首や幹部がこれだけ顔をそろえるのは異例なことだろう。名護市長選挙はこれまでも全国的な注目を浴びてきたが、今回は特に安倍政権との全面対決の様相を呈している。稲嶺ススム市長のあいさつとともに、市議補欠選挙に立候補予定のアシトミ浩さんの紹介も行われた。
大演説会のあと、名護市議会議員補欠選挙に立候補するアシトミ浩さんの事務所開きがあった。翁長知事や稲嶺市長も訪れて激励のあいさつをしていた。
名護市議会の与野党攻勢は拮抗している。与党の強化と同時に、ヘリ基地反対協の共同代表として現場で長年闘ってきたアシトミさんが、議会で活動することの意義が語られていた。
降雪市場のアーケードで若者たちが、稲嶺市長と渡具知予定候補者を招いて討論会を開くというので聴きに行った。稲嶺市長は参加したが、渡具知氏は参加を断ったとのことで、後半は若者たちだけで名護市長選挙の課題について話し合っていた。
若者たちがせっかくこのような企画を行なっているのだから、市長になろうという人は積極的に協力して、自らの政策を語るべきだろう。辺野古新基地建設問題で議論になるのを恐れ、逃げ回っているなら情けないとしか言いようがない。
アーケード下の居酒屋を翁長知事が訪れていた。この日から名護市では桜祭りが始まっているが、翁長知事は昼間から名護市で遊説活動を行っていた。日が暮れてもこうやって市内を歩き、稲嶺市長を三選させるために活動している姿に、翁長知事の必死さを感じた。
翁長知事には選挙情勢の詳しい分析が伝わっているはずだ。名護市長選挙の激戦ぶりが垣間見えた。明日28日に名護市長選挙と市議補欠選挙が告示される。辺野古新基地建設を阻止するために、何としても勝たなければならない。力を尽くしましょう。