26日も名護市長選挙の応援で名護市内を走り回った。時折小雨が降る寒い1日だった。サトウキビの収穫が始まっていて、農家の皆さんが斧でキビを倒し、鎌で葉を落としてキビを積み上げていた。沖縄島ではキビ刈りをウジトーシ(キビ倒し)という所が多いようだが、今帰仁ではウジナジ(キビ薙ぎ)という。
午後1時40分頃、辺野古側の護岸工事の様子を見た。小雨が降るなか、K2護岸では捨て石の投下が行われていた。
K4護岸では松田ぬ浜側に捨て石を投下して、護岸を伸ばす作業が行われていた。1月26日付琉球新報電子版に、辺野古岬で文化財調査が行われるという記事が載っている。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-653410.html
文化財調査が終わるまでは、辺野古岬でN3護岸の工事に着手できないので、K4護岸を辺野古岬側に伸ばす作業は一時中断するようだ。しかし、K1・K2・K3護岸と接続する方向への作業は進行している。工事が順調に進めば、今年の7月か8月にはK3護岸とK4護岸がつながり、囲いができかねない。何としてもそれを阻止しなければならない。
沖縄で米軍ヘリの事故が相次いでいることに対し、国会で共産党の志位委員長が質問していたところ、自民党の松本文明内閣府副大臣が「それで何人死んだんだ」というヤジを飛ばした。松本副大臣は発言の責任を取って辞任するという。
http://www.news24.jp/articles/2018/01/26/04384056.html
名護市長選挙への影響を考えて、早期に辞任させたという指摘があるが、そんなごまかしは通用しない。こういうヤジを飛ばす人物が内閣府副大臣になること自体、今の安倍政権と自民党中央が沖縄にどのように向かい合っているか、その内実を示している。
安倍政権、自民党中央が渡具知武豊予定候補者を全面支援するのは、沖縄に米軍基地を押しつけておくためであり、沖縄に対する差別的扱いを継続するためだ。どれだけきれいごとを言ったところで、腹の底では沖縄県民・名護市民を愚弄している。再編交付金という金をちらつかせれば、名護市民は言うことを聞くと馬鹿にしているのだ。
今の沖縄は本当に、いつ、どこで、米軍が起こす事故、事件によって死者が出るかという状況に置かれている。その不安を考えることもしない自民党国会議員の暴言と安倍政権の沖縄に対する強権的な姿勢を許してはならない、