18日は朝、カヌー13艇で松田ぬ浜を出発した。ほかにカヌー2艇が浜の近くで初心者練習を行った。曇り空が一日続き、冷え込む海で今日もカヌーと船3隻による抗議行動が行なわれた。
最初にN5護岸工事の現場に行ったが、捨て石を投下して護岸を伸ばす作業が終日行われていた。被覆ブロックが設置された場所付近ですでに100メートルほど伸びていると思われる。その先の捨て石部分にも、じきに被覆ブロックが設置されるだろう。
K1護岸の建設現場でも捨て石の投下が行われた。N5護岸に比べれば進行が遅れているが、それでももうすぐ100メートルに達しそうだ。来年2月4日の名護市長選挙まで1カ月半ほどになった。「後戻りのできない状況」を作り出すために、急ピッチで工事が進められている。
海保のGB(ゴムボート)が足りないのか、船が出入りするオイルフェンスの開口部の警備を民間の警備員に行わせていた。これまでは海保のGBが行っていたものだ。海保が現場で依頼して、自らの業務を民間警備会社に肩代わりさせていいのか。
連日、オイルフェンスを越えてカヌーによる抗議がくり返されている。オイルフェンスの内と外で海保による弾圧態勢が敷かれているが、海保に拘束された際に海で引きずられ、態勢が悪くて過呼吸になり、体調不良となったメンバーがいた。
16日(土)には石材を積んだ搬送船に抗議していた際、ぶるーの船に海保が乗り込んだため、あわや転覆という状況が生じ、カヌーメンバーの一人が海に落下している。過剰警備による危険な事態に対しても抗議が行われた。
今年も残り2週間となった。あなたはこの1年、辺野古の抗議行動に何回参加しただろうか。人が集まらなければ工事はどんどん進む。年末に忙しいのは誰でも一緒だ。御用納めの前に、ぜひ辺野古で抗議行動に参加してい。