https://www.youtube.com/watch?v=9IiAKUQLFZo
https://www.youtube.com/watch?v=M9ap7yO0l3E&feature=youtu.be
https://www.youtube.com/watch?v=S3ocFYheI-M&feature=youtu.be
21日は強風のためカヌーで海に出ることはできなかった。辺野古漁港からぶるーの船1隻を出して海案内をしながら、カヌーメンバーも海上から護岸工事の状況を監視した。残りのカヌーメンバーはゲート前に行き、資材搬入阻止の座り込みに参加した。
午前9時頃から1回目の資材搬入のため、機動隊による強制排除が始まった。ゲート前では50人ほどの市民が座り込み、「ここへ座り込め」を歌って気勢を上げ、必死に抵抗したが9時17分頃、ゲートが開かれて工事車両が入り始めた。
根固め用袋材に入れる栗石や護岸建設の捨て石となる大き目の石材のほかに砂やトレーラー車に積まれた各種資材が、1回目だけで85台分運び込まれた。うち25台はミキサー車で数の多さが目立つ。兵舎や講堂の建設用もあるだろうが、K1・N5護岸で使用する被覆ブロックの作製が急ピッチで進められている。
この日も計3回の資材搬入が行われ、216台の車両が資材を運び込んでいる。これを止めるには多くの人がゲート前に座り込むしかない。目の前で工事が進んでいるとき、まず問われるのは行動であり、机上(ネット上)の議論をいくらやっても工事は止まらないし、遅らせることもできない。
カヌーによる抗議行動は練習が必要だが、ゲート前の座り込みはすぐにできる。現在、資材搬入は1日に3回行われているので、丸1日でなくそれぞれの時間にあわせて参加することも可能だ。週に1度でも月に1度でもいい。自分のペースで参加すればいい。傍観者や評論家、口吹ちゃーにとどまってはいけない。
海は強風で白波が立っていたが、K1やN5の護岸工事、鉄塔前の仮設道路工事は進められている。人間は弱い生き物なので、工事は簡単に進まない、いずれ行き詰まる、という言葉にすがりついて現実逃避したがる。だが、そんな言葉は希望的観測にすぎない。
辺野古側の埋め立て予定海域は、漁港の防波堤から一望できる。リーフ内の浅瀬で大浦湾に比べて工事もしやすい。そこが護岸で囲われて、内側に土砂が投入されるようになったらどうなるか。県民世論も変化をまぬがれない。工事全体の2割、3割という進行でも、勝負は決してしまう。
多額の予算を費やした工事を政府は簡単に止めることはできない。ましてやそれが米国との約束であるなら、どれだけ時間がかかっても日本政府は強引に工事を進め続けるだろう。それを止めることができるのは沖縄人が怒りを爆発させるときだ。国のやることには勝てない、という負け犬根性を克服できずに行動を起こせなければ、沖縄にろくな将来はない。