22日(金)はキャンプ・シュワブのゲート前に行き、1、2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。石材を積んだダンプカーに加えて、この日は米軍宿舎建設に使われる生コン車も多かった。
座り込んでいた市民は機動隊によって歩道に押し込められ、排気ガスを吸わされて45分も不当拘束された。沖縄県警・機動隊の暴力に頼らなければ進められない工事なのだ。県の岩礁破砕許可を得ず、県民の支持もない。工事の不当性を暴力でしのいでいるにすぎない。
2回目の搬入が行われるまでの間に海の様子を見に行った。辺野古漁港の突堤から見ると、ドクロの絵がある浜では前日に続き、K1護岸の仮設道路工事が進められていた。H鋼の上にコンクリートブロックを並べる作業が行われていた。
映画館前の浜では、N5(中仕切り)護岸の仮設道路を伸ばす作業が進められていた。先端部に根固め用袋材を置いている様子が見えた。
2回目の搬入は午前11時55分頃から行われた。ゲート前に座り込んでいた市民は、機動隊に再びごぼう抜きされ、歩道に閉じ込められた。それでもやってくる車両に対し、向かい合っている県警に対し、抗議の声が発せられ続けた。
基地内に入っていく工事車両の写真を撮ろうとフェンスのそばに行った。フェンスの内側から強制排除の様子などを眺めていた男たちが、あわてて奥の方に逃げていった。
白いワイシャツに黒いズボンの男たちは、防衛省か警察のキャリア官僚なのだろうか。かりゆしウェアの男や軍警備員らがカメラの前に立ちはだかり、写真を撮らせないようにしていた。
高みから視察しているところを邪魔されて、軍警備員が右往左往していた。一生懸命働いているところを見てほしかったのか、フェンスの外にまで出てきた警備員までいた。自分たちの権限がフェンス外まで及ぶと思っているのか。
嘉手納基地ではSACO合意を無視して米軍がパラシュート降下訓練を強行している。元海兵隊員が二十歳の女性を殺害し、MV22オスプレイが墜落しても平然と訓練を再開する。やりたい放題の米軍の威を借りて吠えている情けないウチナンチューの姿だ。
こちらがフェンスのそばにいるので、男たちは視察をやめてワゴン車で去っていった。
目つきの鋭い男はSPだったのか、左手には短い鉄の棒が握りしめられていた。米軍基地の中でだれを相手にするつもりだったのやら。
ゲート前のたたかいが気になるから、こそこそ見に来る政府の役人もいる。もっと多くの県民が集まって、彼らを恐れさせましょう。