7日は朝、カヌー12艇で瀬嵩の浜を出発した。午前9時頃、辺野古弾薬庫下のK9護岸工事現場に着いた時には、すでに捨て石の投下作業が始まっていた。10トンダンプカーに積んだ石材を現場まで運びこみ、モッコの上に下ろしたあとクレーンで吊り下げ、護岸工事の先端部に投下する。それをパワーショベルでならし、海に落として広げる作業がくり返された。
https://www.youtube.com/watch?v=ECJiCGtutMw&feature=youtu.be
ダンプカーは次々とやってきて、3~4分のペースで投下が行われている。4月25日の投下開始からすると、すでに50メートルi以上は護岸が伸びているだろう。海上保安庁の警備体制の下、海の破壊が進められている。海底の生物が殺されるだけではない。護岸が伸びれば伸びるほど、潮流に変化が生じ、周辺の自然環境が影響を受けるのは必至だ。
https://www.youtube.com/watch?v=DV8eo5mieT4&feature=youtu.be
https://www.youtube.com/watch?v=Fkw0szWAE0Q&feature=youtu.be
カヌーチームは午前2回、午後2回フロートを越えてK9護岸の工事現場を目ざし抗議を行った。海保のGB(ゴムボート)が待ち構えるなか、現場に近づくことは難しいが、目の前で海の破壊が進むのを黙って見ているわけにはいかない。
今日話をした若い保安官は他府県からきていたが、沖縄で米兵による強姦事件がくり返されてきた歴史を知らなかった。国家公務員として数年間沖縄で勤務し、別の地域に移っていくのだろうが、沖縄の歴史をきちんと学んでほしい。自分たちがやっていることがどういう意味を持つか、沖縄にどういう結果をもたらすか、海保の職員や作業員は考えなければならない。
海保の皆さんも毎日工事を見て、本当は心が痛いでしょう。拘束されたあと、ゴムボートの上でそう話しかけるカヌーメンバーもいる。立場上、海保の職員は何も答えないが、この工事を喜んでいる者はほとんどいないと思う。
海保であれ民間警備員であれ、本来はいがみ合う必要がない者同士が、新たな米軍基地建設のため対立の構図に巻き込まれている。諸悪の根源は建設を強行する安倍政権だ。自分の「オトモダチ」には便宜を図り、政治を私物化して戦争への道を突っ走る。こういう政権は1日も早く打ち倒さなければならない。