31日は朝、カヌー14艇で瀬嵩の浜を出発し、辺野古弾薬庫下で抗議船2隻と合流した。沖縄では、ハーリー鐘が鳴ると梅雨が明ける、と言われるが、まだしばらくは雨が続きそうだ。雲が垂れこめる空を見ながら、目の前で進められるK9護岸の捨て石投下に対し、この日も抗議を続けた。
今日の県内紙は、辺野古新基地建設に関し沖縄県が、7月にも工事の差し止め訴訟を起こし、工事停止の仮処分も申し立てる予定であることを報じている。だが、仮処分が認められて実際に工事が止まる可能性はどれだけあるだろうか。
沖縄県は撤回の前に訴訟という順序で進めているが、こうやって撤回を先延ばしすることで、撤回の機会自体を失わないか、懸念がある。県民投票の話も出たが、自民党が非協力を打ち出していることに加え、来年の名護市長選挙、名護市議会議員選挙、県知事選挙などの日程を考えると、県民投票をやる余裕はない。
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工事現場では少しでも進行を遅らそうと、連日カヌーがフロートを越えて抗議を続けている。この日はお昼頃から雨となり、午前中で海上行動を終えたが、カヌーメンバーの必死の訴えが、いつも心に残る。沖縄に犠牲を強要して恥じないこの国はなんと醜いことか。