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Channel: 海鳴りの島から
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ゲート前1000日集会。

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 4月に入った。新年度の初日は朝からの雨で海上行動は中止となったので、カヌーと船のメンバーはゲート前の1000日集会に参加した。主催者発表で600人が集まり、国会議員や県議会議員のあいさつの前には山城博治さんも顔を見せて盛り上がった。

 本来は午後から瀬嵩の浜で集会をし、カヌーと船でパレードを行う予定だったが、お昼頃になっても雨が降りやまず、それも中止となった。それでも集会の中でカヌーと船から二人があいさつに立ち、陸からの応援に励まされていることへの感謝が語られ、ゲート前と海との交流がなされた。

 昨日3月31日で岩礁破砕許可の期限が切れた。日本政府・防衛省はご都合主義丸出しの法解釈で工事を強行する構えだが、集会では違法工事を糾弾し、即時中止を求める発言が続いた。沖縄防衛局は駆け込みでコンクリートブロックの投下を3月内に間に合わせた。何のかんの言っても、期限切れを意識していたわけだ。

 この日から県の漁業取締船も大浦湾に来ている。翁長知事は国・沖縄防衛局に対して本気の姿勢を見せなければならない。県民は見ている。同時に、翁長知事を突き上げるだけでなく、県民自らが行動しなければ工事は止められない。毎日早朝から300人以上が集まってゲート前に座り込めば工事は止められる。海もそれは同じだ。

 この日は海上や海岸部での作業は行われていなかった。ポセイドン1だけは調査活動を行っているように見えたがはっきりしない。

 週明けの3日から、長島付近と瀬嵩付近に投下したコンクリートブロックに汚濁防止膜を取り付ける作業が行われる。フロートと近接というより、フロートの外側にはみ出して汚濁防止膜が張られる箇所もある。断固として抗議しましょう。

 大浦湾に流れ込む大浦川の上流は緑豊かな森だ。この森が作り出す滋養分が大浦湾の豊かな生態系を育んでいる。新緑から若緑、うりずんの季節へと森は緑を深めていく。沖縄・ヤンバルに残された貴重な海と森を守り続けたいものだ。


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