11月に入った。1日は朝から国頭村の国場組採石場に行き、高江・安波のヘリパッド建設現場に砂利を運ぶダンプカーやトレーラー車への抗議行動に参加した。採石場に通じる道路には市民が20数台の車を並べ、それを警察・機動隊が排除するのに時間がかかった。
https://www.youtube.com/watch?v=1SHJBKXnh54&feature=youtu.be
福岡県警の機動隊が抗議する市民を強制排除して囲い込み、動けなくしたうえでレッカー移動が進められた。機動隊の弾圧がなければヘリパッド建設は進められない。沖縄では辺野古でも高江・安波でも、新たな米軍施設の建設に反対する意見が大多数だ。そういう民意をふまえれば工事はできない。それを力尽くで抑え込むために、連日、全国から集められた機動隊の暴力が振るわれている。
https://www.youtube.com/watch?v=ETvwsX7QfHo
市民の抗議により、砂利を積んだダンプカーの車列はいつもより1時間ほど遅れて国場組採石場を出た。警察によって国道58号線は規制され、警察車両が並ぶ物々しい雰囲気のなか車列が出ていった。こういう光景が3カ月以上も続いているのだ。
午後1時頃、N1表ゲートから小型2台、大型1台のバックホーが入った。その後、3台のバックホーとキャタピラートラックなどがH地区を通ってG地区方向に向かうのが確認されている。工事を早めるために重機類が追加されている。警察の暴力に加えて金の力で工事が進められている。いったい、どれだけの血税が浪費されているのだろうか。
この日は1日中、N4のヘリパッドを使ってMV22オスプレイが訓練を行っていた。新たなヘリパッドを造らなくても、十分すぎるほどのヘリパッドがすでにあるのだ。ヘリパッドの建設費や警察の警備費、人件費で、貧困に苦しむ家庭がどれだけ救われるか。
https://www.youtube.com/watch?v=FAUkCa3B-N4&feature=youtu.be
N4では何か不具合があったのか、離着陸訓練を行っていたMV22オスプレイの1機がエンジンを止めてローターをたたみ駐機していた。高江では1日中、オスプレイの爆音が響いた。住民の生活と森にすむ生き物を脅かしてオスプレイの訓練が行われている。新たなヘリパッドが造られればその被害はさらに拡大する。
明日は水曜大行動が行われる。ぜひ高江に結集してほしい。