22日は土曜大行動の日で、N1表ゲートでは朝から座り込みによる抗議行動がとりくまれた。ヘリパッド建設に使用する砂利の搬入を阻止しようと多くの県民が集まっている。それと並行してN1表ゲート近くの作業ヤード周辺でも、砂利の搬送に対する抗議行動がとりくまれた。
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座り込みの参加者が多いと機動隊は強制排除を回避し、砂利を積んだダンプカーを無理にN1表ゲートから入れることはしない。代わりにメインゲート内に砂利を降ろし、月曜日の市民が少ないときにまとめて搬入する。一方で、N1表ゲート近くの作業ヤードでは、前日までに搬入して溜めてあった砂利をH地区の奥の方に運び、溜め込んでおく作業がくり返されていた。
搬送するダンプカーはすべて過積載だ。まわりで監視をしている市民が「過積載だ」「砂利を積みすぎだ」「こぼれてるぞ」と抗議の声が上がると、わずかばかり積む量を減らしていた。それでもあおりから越える量を積んだ過積載には変わりない。それを大勢いる警察は見て見ぬふりだ。
違法行為は過積載ばかりではない。左のサイドミラーがないものやテールランプが破損しているものなど、不整備状態のダンプカーが砂利を搬送していた。適切に指導すべき警察や沖縄防衛局員はすべて見て見ぬふりである。
サイドミラーが無かったダンプカーは、市民から指摘されたあと乗用車のサイドミラーをつけて作業をしていた。よほどあわてたらしく、サイドミラーは助手席の窓にはさんであるだけのようだ。実際には役に立たないだろうが、とにかく不整備をごまかそうとしたのだろう。しかし、そういう行為をすること自体が、自らの違法状態を自覚していたということだ。
メディアや市民の目が届かないとたかをくくり、警察、沖縄防衛局は違法状態を見て見ぬふり。米軍基地内ではなんでもありか?抗議する市民は厳格に取り締まり、ヘリパッド建設工事の車両は黙認する。二重基準もはなはだしい。こういう実態が暴かれるのを恐れるから、彼らは作業現場近くから市民を排除しようとするのだ。
砂利置き場では、まわりを囲う柵から砂利がはみ出し、大量に外にこぼれ落ちている。許容量を超える砂利を搬入している証拠である。年内完成という安倍政権の圧力を受け、急ぐあまりに違法、手抜き工事が行われないよう監視することが重要となっている。