13日は早朝から高江は土砂降りの雨で、森の中を長距離歩くのは危険なため、ヘリパッド建設現場での抗議行動は中止となった。いつもは打合せや準備に使う時間を利用して、最近の工事の状況や今後の抗議行動のあり方、砂利ダンプの違法運行などうについて発言が続いた。
予定を変更し県道70号線の北部訓練場メインゲートと高江橋の間で、砂利を運ぶダンプカーの車列に抗議行動を行った。最近は森に入ることが多く、この場所で抗議するのは久しぶりだった。警視庁や福岡県警、沖縄県警も不意に十数台の車が現れたので驚いたようだった。
この日も10tダンプカー60台分ほどの砂利がN1表ゲートに搬入された。H・G地区で使用する砂利を含めて今後使用する砂利を、H地区の作業ヤード(民間ヘリが使用した着陸帯付近)に運び、溜め込んでいるようだ。
7月のヘリパッド工事開始以来、沖縄防衛局にとって最大の課題は、大量の砂利をどう円滑に搬入するか、だったと思う。国頭村の採石場からN1表ゲートまで、警察車両が厳重に警備して低速走行でダンプカーの車列が移動してくる。そのために広範囲で機動隊が警備している様子は過剰警備そのものだ。
県道上での抗議行動が弱まったこともあり、砂利をN1表ゲートに運び込む量が大幅に増えた。安倍首相が年内の完成を公言し、突貫工事を進めるために砂利の搬入も急ピッチで行われている。これからN1表ゲートや県道での抗議行動も強めないといけない。そのためには水曜・土曜の大行動だけでなく、ほかの曜日も多くの市民が集まる必要がある。
時折、強い雨が降るなか3時間余、N1表ゲートとメインゲートを往復し砂利を運ぶダンプカーに抗議を続けた。車列が来るたびに福岡県警の機動隊員4人と押し合いをくり返したが、目の前を通り過ぎる砂利ダンプを黙って見過ごすわけにはいかない。
明日は大阪で講演会があるので高江には行けない。その分、一人でも高江の現場に来る人を増やしたい。もたもたしていたら高江の工事は終わってしまう。頭でっかちの評論家はもういい。実際に高江に行って行動したい、と思っている人に来てほしい。高江の今の状況を動画で紹介しつつ話す予定。