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Channel: 海鳴りの島から
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土曜大行動と名護署前抗議行動

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 17日は土曜大行動が取り組まれ、N1のヘリパッド建設を請け負っている北勝建設は、ダンプカーによる砂利搬入をあきらめ、先週に続き休みを取っていた。いつもは移動の最中である午前7時半頃に国頭村の国場組採石場に行くと、砂利を積んだダンプカーの姿はなく、国道58号線沿いの北勝建設の駐車場には、いつも高江に来るダンプカーが空のまま置かれていた。

 国場組の採石場前をはじめ、国道58号線沿いでは数か所で、砂利ダンプに対する抗議が行われている。半時間ほど参加させてもらったが、走行する車両から手を振り返してくれる人が多いのに驚いた。高江でも辺野古でも、新たな米軍基地施設を造ろうとする日本政府の強硬姿勢は目に余る。司法もそれに追随している。怒りや不満を抱えている県民は多いのだ。

 県道2号線を通ってN1表ゲートに行くと、200名ほどの参加者による座り込み集会が開かれていた。砂利や作業員が入るのを阻止すると同時に、昨日の辺野古新基地建設をめぐる裁判に対して、国の主張をなぞったあまりにもひどい内容を糾弾していた。

 水曜日と土曜日の大行動によって、沖縄防衛局は土曜日の砂利搬入を止めざるを得なくなっている。土曜日を砂利運搬に関しては休みに追い込んだ意義は大きい。しかし、月曜日から金曜日の間に必要な砂利は搬入され、備蓄されている。

 大勢の人と車が集まれば、砂利搬入は止めることができる。問題は大行動以外の日だ。沖縄防衛局はリスクを避けて、大行動日以外に資材搬入を強化する。そのために県道70号線を車で封鎖して抗議行動を行っていた仲間を「見せしめ」として逮捕したのだ。

 17日は午前0時過ぎに8台、2時ごろに1台、作業員が乗った車がN1表ゲートから中に入ったとのこと。午前7時前からバックホーなどが動く音が聞こえ始めたという。夜中から現場に入るのは、抗議行動により通常の時間には入れなくなっているからだ。年内完成を急ぐ政府・沖縄防衛局の強硬姿勢を受け、作業員たちも泊まり込みの態勢を取りつつある。

 午後5時ごろから名護署前に行き、16日に高江で逮捕されて2人と、辺野古で逮捕された1人の解放を求め、抗議集会に参加した。午後6時52分頃に、辺野古のキャンプ・シュワーブ・ゲート前で逮捕された仲間が名護署を出てきて解放された。拍手に囲まれて元気な様子で、逮捕時の様子を語っていた。

 「往来妨害」で訴えられている2人は、午後8時段階では解放されていなかった。抗議行動を潰そうとする弾圧に屈することはない。高江でも辺野古でも、新たな基地施設の建設を許さないために、あらゆる手を尽くして抵抗を続ける。

※全体は午後8時で区切りをつけて解散したのだが、間もなくして「往来妨害」容疑で拘束されていた2人も解放された。 


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