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Channel: 海鳴りの島から
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土曜大行動によって砂利搬入を止める。

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 10日は土曜大行動が行われ、県道70号線の高江橋やN1表ゲート北側などで、砂利を運ぶダンプカーと警察車両に対する警戒態勢がとられた。沖縄防衛局は搬入はできないと判断して、この日は休みにしたらしい。国頭村の国場組採石場に、いつも高江に来るダンプカーは姿を見せず、警備に当たる警察車両もなかった。

 ダンプカーが集結し、H・G地区にヘリコプターで運ぶ資材が一時置かれていた宮城の空き地も、この日は閑散としていて、夕方まで新たな資材が運び込まれることはなかった。

 7月22日にN1表ゲートが機動隊の暴力むき出しの弾圧で開けられて以来、ヘリパッド建設用の重機や資材はそこから搬入されている。H・G地区にヘリコプターで運ばれる機材も、N1表ゲートの中に運ばれてから吊り下げられる。10日のように県道70号線に多くの人が集まって阻止行動をとり、N1表ゲートから資材と作業員を入れなければ工事は止まるのだ。

 沖縄防衛局はN1裏から揚水発電所のゲートに通じる農道が使えないため、ヘリコプターを使ってしか重機をH・G地区に運べない状況に陥っている。これから先、ヘリパッド建設用の砂利を大量に運ばなければならない。森を切り開いて単管でモノレールを作って運ぶ計画らしいが、1回でどれだけの量を運べるのか。4トンダンプカーで運ぶのに比べれば、大幅な遅れは必至だ。

 N1表からN1裏を通り、揚水発電所のゲートにいたるFルートが、東村村長の農道使用反対により使えないなら、N1裏のテントを撤去する必要もなくなる。N1裏側の警戒は、集落や農道を通って作業員が入るのや、ヘリパッド建設に使用する4トンダンプカー、ユニック車が自走して入るのを警戒するだけでいい。集落内を通って砂利などの資材を運ぶことは無理なのだ。

 7月22日以降これまでの作業の動きを見ればわかるように、作業員や資材の搬入はN1表ゲートから行われており、N1裏は沖縄防衛局自身が壁を作り、通行できないようにしている。1日も早くN1表側のテントに活動拠点を移し、そこから入る作業員や資材の監視、阻止を行う必要がある。以前やっていたようにN1表側の森の中で集会を開くだけでも、作業員は出入りしにくい。

 現在、H・G地区に運ばれる機材がメインゲート内に保管されている。砂利の搬入にあわせてその機材もN1表ゲートからヘリコプターで吊り下げる場所に運ばれる。午前中だけでなく、午後も作業員や資材の出入りはある。これから4か所でヘリパッド建設工事が本格化すれば、その回数も増えていく。

 限られた人数で抗議・阻止行動を行うには、状況分析をしっかりやって、要所に人を配置しないといけない。N1裏のテントで集会をやっている間に、N1表ゲートから資材が入っていくなら、何のために高江に来ているのか分からない。揚水発電所のゲートから作業員と資材が入らないように警戒態勢は取り続けなければならないが、その時々の状況にあわせて活動ポイントを変える必要がある。

 10日は前日に続き、民間ヘリコプターを使ったH地区への機材搬入が行われた。中型のバックホーを分解して運び、ほかに網に入った資材などが計5回、N1表ゲート近くから運ばれている。

 その作業が終了してしばらく後、沖縄防衛局員と作業員が6人、N1表ゲートから出てきた。そのうちの一人は沖縄防衛局の福島邦彦調達部次長だった。現場の指揮を執っている人物で、ヘリによる運搬の状況を見に来たらしい。

 一緒にいたのは関係する業者の代表だったのではないかと思われる。OO土建という刺繍をした作業着を着た人物もいた。ヘリを止めることはできないが、運ばれる資材のN1表ゲートへの搬入は止めることができる。そのことに力を注ぐことが、H・G地区のヘリパッド建設を止めることにつながる。頑張りましょう。


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