５日は先週に続き、県道２号線や７０号線で作業員の車両に対する抗議行動を行った。国頭村にある国場組の採石場では、Ｎ１に砂利を運ぶトレーラー車やトラックが午前７時ごろから集まり始めた。同所では以前は神奈川県警が警備車両を置いていたが、今日は千葉県警のバスが停車していた。
ダンプカーなどが出てくる国道５８号線沿いの正面では、大宜味村の皆さんを中心に抗議行動が早朝から取り組まれている。塩屋などほかの場所でも地域の人たちが、沿道でプラカードを掲げ抗議の声を上げている。
５日は午前中、砂利を積んだダンプカー１０台とトレーラー車４台が採石場を出ていった。ダンプカーは高江のＮ１ゲートに直接入って砂利を降ろした後、メインゲートに戻って再度砂利を搬入した。トレーラー車４台はメインゲートに入って砂利を降ろした。今日１日で１０ｔダンプカー２０台分の砂利がＮ１に運ばれている。
Ｎ１のヘリパッド建設を進めている作業員たちは、先週半ばから大阪府警の警備車両に守られ、国頭村の建設事務所を午前８時前に出て、県道２号線を通って国頭村の安田から県道７０号線に入り、Ｎ１表ゲートに向かっている。
その間では車両を使って抗議行動が早朝から取り組まれ、実質的に午前中、作業員がＮ１の現場に入るのを止めている。抗議行動をとる前は、作業員たちは午前７時過頃に現場に入り、工事を行っていた。この差は大きい。こういう積み重ねが重要なのだ。
午前１１時４０分頃、抗議する車両をどかすことができず、沖縄県警は先週金曜日（２日）と同じように作業員に歩かせ、機動隊に守らせて市民を排除したあと、県道の奥に用意した警察車両を使って作業員たちを運んでいった。
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２日に警察車両で作業員を運んだことに対し、本来中立であるべき警察が警備の枠を超えて、ヘリパッド建設に加担している問題を、県内新聞社が大きく取り上げている。警察は写真を撮られないように離れた場所で警察車両に作業員を乗せ、下すときもＮ１表ゲートから離れた場所で下し、歩かせてＮ１に向かわせている。警察自身がまずいことをやっていると自覚しているのだ。
警察側も砂利の搬入を警備するのに手いっぱいで、Ｎ１北側での抗議行動には十分に対応できていない。抗議する人と車の数が足りず、最後はＮ１の工事現場に入られてはいるが、早朝からの取り組みにより、作業の進行を遅らせている。
午後はＨ、Ｇ地区にヘリで運ぼうとしている機材の置かれている場所で、抗議行動の態勢を取った。機材の追加や作業がなかったので待機となったが、手をこまぬいて見ているわけにはいかない。ヘリ空輸の準備にも強く抗議したい。ぜひ抗議行動に参加してほしい。