北部訓練場メインゲートとN1表ゲートとの間で、ヘリパッド建設用の砂利を搬入するダンプカーを通過させるために、警視庁機動隊と並んで大きな役割を担っているのが福岡県警の機動隊だ。当初は新川ダム入り口で検問を行っていたのだが、最近は赤橋での警備とメインゲート北側での車両規制、住民弾圧を主な職務としている。
福岡には何度も行っているが、米軍基地を目にしたことはない。高江に来ている機動隊員も、迷彩服を着た米海兵隊員が訓練をしているのを初めて見た人が多数ではないか。県道のすぐそばで小銃を手にした海兵隊員が訓練していることを、若い機動隊員たちはどう思っているのだろうか。
https://www.youtube.com/watch?v=_qsAyh_aDns&feature=youtu.be
実際には沖縄の状況を見て、自分たちがやっていることに疑問を感じている機動隊員もいるのではないか。福岡県に比べて沖縄県が担っている米軍基地の負担の大きさは一見して明らかではないか。だから問いかけると若い機動隊員を隊長が引き離して遠ざける。
日本全体の安全や利益のために沖縄が犠牲になるのは当たり前なのか?仕方がないことなのか?自分たちは沖縄ではなく福岡に生まれて運が良かったと思うのか?何か月か我慢して、福岡に変えれば高江でやったことは忘れておしまいか?
だがインターネット上には1人1人がやったことが記録として残る。上からの命令に従っただけです、ではすまされない責任を個々人が負っている。いつの日か自分の子どもに沖縄の高江で何をしたのか問われたとき、どう答えるつもりか。お父さんは米軍のヘリパッドを建設するために頑張った、と誇りを持って言えるのか?