24日は朝、嘉手納基地のゲート前抗議行動に参加した。数ある在日・在沖米軍基地の中でも横須賀軍港と嘉手納空軍基地は別格の基地であり、そこが自由に使用できなくなることの意味も別格である。いざ有事=戦時の時に嘉手納基地が思うように使用できなくなればどうなるか。
その時に米軍が受ける衝撃は深刻なものとなるだろう。そういう危機を感じた時初めて、米軍は沖縄の基地問題をまじめに考えるだろう。沖縄人はそこまでやれるだろうか。やる気があるだろうか。なければまたうじうじ愚痴をこぼして、政府やナイチャーに不満をぶつけて終わりだ。
腐り米軍の車両を見ているだけでムカついてならい。何万人の集会を開こうが、わが身に影響を及ぼさない限り、米軍・米軍属は意に介さない。ではどうする?無視して終わりか。
今は金曜日朝の行動だが、この行動が広がれば、その影響は米軍にとって深刻なものとなる。非暴力の座り込みでも大きな力を持つのだ。そのことは北部訓練場や普天間基地、キャンプ・シュワーブのゲート前で証明されている。一人の市民の力は無力ではない。自信を持って行動しましょう。
ゲート前行動のあと、近くのA&Wで朝食をとりながら『帝国の参謀 アンドリュー・マーシャルと米国の軍事戦略』を読み、映画『アイヒマン・ショー』を見た。平日のお昼とはいえ、映画は6人しか客がいなかった。もったいない。
名護に戻る途中に第二護郷隊之碑に寄った。慰霊の日の翌日で、碑には供えられた花束や泡盛が残っていた。昨日は何名の元隊員、遺族が参加したのだろうか。沖縄戦の記憶、歴史を受け継ぐ努力を続けたい。