17日は夕方から、元海兵隊員の米軍属に殺害された島袋さんを悼む名護市民の追悼集会があったので参加した。会場入り口では、島袋さんが好きだったというピンク色のリボンが配られた。成人式に撮った写真なのだろうか、ドレスを着て笑い顔の遺影の前に花を供えて手を合わせた。
黙祷のあと実行委員長の稲嶺進市長や同級生、女性代表のあいさつ、家族からのメッセージが続いた。厳粛かつ沈痛な雰囲気の中、話に耳を傾けながら目頭をぬぐう人が多かった。特に、一人娘を奪われた両親の思いが込められたメッセージには。
明後日には県民大会が開かれる。だが、問題はその後だ。人が多く集まったから成功なのではない。大会で掲げた目標をこれまで実現できたか。米軍犯罪の犠牲者を二度と生み出さないというなら、そのために何をしなければいけないのか。私たち一人ひとりが具体的に何をするのか。そのことが問われている。